「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (24) 2023/10/9  「めまいは生活の中で改善」 

10年ほど前から、「ひとりごと・健康通信」を書いてきたが、その後健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・振り返りながら書いています。

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件名 : ひとりごと・健康通信 「めまいは生活の中で改善」4
日時 : 2013年9月16日 17:12

6月に書いた「めまい」は、ストレスなど自律神経の影響を受けて・・つまり「心」の状態が「体」に表れる症状とも考えられますので、体と心がお互いに影響しあっていることを理解して、自分の生活を見直すきっかけにもなるように思います。

その「めまい」が、自律神経とは無関係なのか・・、多くの「めまい」はどのようにして起きるのか、そして生活の中で自分で改善することができる・・・というNHKの放送がありました。


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めまいは自宅で解決!新発想の劇的改善ワザ   NHK 2013年09月04日放送

立っていられないほど目の前が揺れて、目を開けるのも怖い……。
このような激しいめまいは、誰にでも起きる可能性があり、ある日突然襲いかかってきます。
なかでも「運動不足」「パソコンをよく使う」「寝相がよい」のうち、どれか一つでも当てはまる人は、激しいめまいが起きる危険性が高いのです。まさに他人事とはいえないめまいですが、じつは、多くの場合自宅で簡単に治せることがわかったのです!

めまいのメカニズムから、自宅で治せるめまいかどうかの見分け方、治し方などをお伝えしていきます。また、難病の特定疾患に指定されている「メニエール病」の最新情報もお伝えします。


自宅で治せる「めまい」も
あるんです!
起きるととてもつらくて、家から外に出ることすら怖くなってしまうという、
激しいめまい!
でも実は半分以上の方が自宅で治せるめまい!ということが分かってきました。
今までめまいを経験したことがないから平気、という人も安心は禁物です!
年齢を重ねるうちに、めまいが起きる危険も増えてくるそうです。
備えあれば、憂いなし!!
ぜひ、この番組を参考にしてめまいの正しい対処法を知っていただきたいと思います。 


耳石が三半規管に入るとめまいが起こる!
今まで一度もめまいの経験がなかったAさんは、ある日立ち上がった瞬間に、激しいめまいに襲われました。すぐ病院で検査を受けたものの、異常は見つからず原因は不明……。ところが、しだいにめまいの起こる頻度が高くなり、しまいには毎日起きるようになってしまいました。

Aさんを襲っためまいは、耳の内耳の中にある「耳石」が、体のバランスを感知するセンサーの三半規管内に入り込むことで起こります。
耳石は、体の前後や上下の動きを感知して、その情報を脳に送っていますが、ちょっとした衝撃や老化などが原因ではがれて、隣にある三半規管の中に入り込んでしまうのです。

身体が動くと、三半規管にある「感覚毛」という部分が揺れることで、脳にその情報を伝えます。ところが、耳石が入り込むと、動いていないときでも感覚毛が刺激されてしまい、誤作動を起こしてしまいます。これが「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」と呼ばれるめまいのメカニズムです。

BPPVの場合、安静にして耳石の動きが止まれば、めまいも治まります。症状がめまいだけで、1分以内に治まるのであれば、BPPVと考えられます。ただし、しびれやまひ、ろれつが回らないなど、他の症状も併発している場合は、脳卒中の疑いがあります。また、めまいが1分たっても治まらない場合も、他の病気の可能性があるので、すぐ病院にいってください。

BPPVなら、耳石さえ取り出せばめまいは治せることになります。実際、医療現場では、耳石を取り出す治療法が行われていますが、これを自分でやることはほぼ無理。
ところが、めまいを自宅で治せる方法があったのです


自宅でめまいを治すワザ①
「寝返り」で耳石を粉々にする!
激しいめまいに悩まされていたAさんは、「寝返り」だけでめまいを治すことができました。

実は、耳石というのは新陳代謝を日々繰り返していて、毎日サラサラと粉のようにはがれ落ちています。そうして三半規管内に入ってしまいますが、耳石が小さい場合、三半規管内の感覚毛は反応しません。
めまいが起きるのは、こうした耳石が長時間、同じ場所に集まって大きな塊になってしまうとき。
つまり、耳石が塊になりやすいのは、長時間動かないときや寝ているときなのです。

めまいを治すやり方はとっても簡単。
まず、寝転がった状態で上を向いて10秒、右を向いて10秒、上を向いて10秒、左を向いて10秒。
たったこれだけで、塊になった耳石を細かく分散させることができます。

ある病院の調査では、この「寝返り運動」をしたところ、BPPVの患者さんの7~8割に改善効果がありました。


自宅でめまいを治すワザ②
「枕」を高くして
耳石の侵入をブロック!
もう一つのめまいを治すワザは、三半規管に耳石を入り込ませないようにするワザです。 


そのワザとは、「枕」を高くすることです。

何度も激しいめまいに襲われていたBさんは、いつも枕を使わずに寝ていましたが、通常の枕にタオルを重ねて高くして寝てみたところ、1週間ほどでめまいが起こらなくなりました。
実は、枕をしないで寝ると耳石は三半規管に入りやすく、枕が高いと耳石は入りにくいのです。


難病「メニエール病」の最新診断法と治療法
激しいめまいの中で、2番目に多いとされる「メニエール病」は、難病の特定疾患に指定されるほど治りにくい病気です。
メニエール病は、激しいめまいのほか、耳鳴りや難聴などが起こり、放っておくと改善できなくなる場合もあります。見つけるのが難しい病気でしたが、最近、確実な診断法ができたため、早期発見や早期治療が可能になりました。

最新の診断法は、解像度の高いMRIを使って耳の奥の異変を見つける方法ですが、ここに水ぶくれがあるとメニエール病と診断されます。

現在、この水ぶくれを抑える治療法としては、水分の摂取を控えたり、利尿剤を服用するといったものが行われています。ただ、これでも症状が改善されない場合もあるため、別の選択肢として手術や中耳加圧療法、水分摂取療法といった治療法も行われています。

メニエール病の治療法はいくつもありますが、根本原因がよくわかっておらず、改善も難しい病気です。治療は必ず医師の相談のうえ行うようにしてください。


今回のお役立ち情報
自宅で治せるめまいの見分け方について自宅で治せるめまいは、「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」と呼ばれるもので、激しいめまいの約半数以上がこのタイプに当てはまります。BPPVは、耳石が三半規管に入り込み、身体のバランスを感知するセンサーを誤作動させることで起こります。
BPPVかどうかを見分けるには、めまいが起きたとき頭を安静に保ちます。めまいが1分未満で治まるならBPPVで、1分以上なら病院に行くべきめまいと考えられます。ただ、一過性の脳虚血の場合でもめまいが1分未満で治まることもあるので、手足のしびれやろれつが回らないといった症状がある場合は、すぐ病院に行ってください。

激しいめまいの治し方について頭を動かさない就寝中などに、三半規管内で耳石同士がくっつき塊になることで、激しいめまい(BPPV)が起こります。
自宅で治す方法には、2つの方法があります。

・寝返り運動(耳石を塊にさせない)
寝転がった状態で上を向いて10秒→右を向いて10秒→上を向いて10秒→左を向いて10秒。これを毎日朝晩それぞれ10セット続けることで、耳石が1カ所に集まりにくくなるため、治療や予防に効果があります。

・枕を高くする(耳石を三半規管に入れない)
枕が高い状態で寝たほうが、耳石が三半規管に入りにくくなります。通常の枕にタオルを重ねて高くするだけで、めまいを起こす元となる耳石を三半規管に入れにくくすることができます。

メニエール病の診断法について激しいめまいや耳鳴り、難聴などが起こり、難病の特定疾患に指定される「メニエール病」。現在、確実な診断法が確立されたため、早期発見、早期治療が可能になりました。
診断法は、解像度の高いMRIによって行われ、国内では名古屋大学病院など5カ所で受けることができます。保険適用のため、費用は1万円前後。診断には4~5時間ほどかかりますが、気になる人は診断を受けてみることをおすすめします。

「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (23) 2023/07/18  「夏をどうのりきるか」 

10年ほど前から、「ひとりごと・健康通信」を書いてきたが、その後健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・振り返りながら書いています。

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 「夏をどうのりきるか」   2013年7月14日 

みなさん この夏をどのようにお過ごしでしょうか。

37度を超えるような暑い気温の連続で、何もしたくないけれど・・逆に、何かしてないと時間のたつのが遅くてかえってきつい気分になることもあって、何とか書いてみることにしました。

熱中症とか、脱水症とか・・確かに年齢が増すにしたがって、体力的にも夏の暑さにどう対処するか・・・これは体にも心にも大きな課題となり、その学習と対応が迫られるようです。

いままでに書いたこともありますが、主に東洋医学関連の相談に行き、メールでも相談している宮下さんに最近送受信したものを載せてみました。

 

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宮下さんに ・・・米山 から 「夏をどうのりきる」 2013/07/13

宮下さん 今年は梅雨明けが早くて、たいして雨が降らないうちに急に猛暑・熱帯夜が続いて、私に限らずみなさん大変な日々を、とまどいながら過ごしているのではないか、などとテレビを見ながら人々のことまで考えるほど大変な精神状況です。

熱中症のニュースでは、「エアコンの設定28度」「こまめに水分と食塩を」と繰り返されていますが、私も含めて年配者はエアコンを使わない人も多いようです。

私の場合は、冬の「薄着・暖房抑制」といっしょで、自律神経訓練の意味もあって、この年齢までそれでやってきたのですから、まあ体力や生命力の衰えもありますが・・エアコンを使い始めるとキリがなくなるようで、それに冷え等の問題もあるでしょうから・・・使わないでどうにか工夫して乗り切りたいと思っています。


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その梅雨明けの7月6日から急に変わったのは、すでに私のテーマになっていた飲む水の量と尿量と食事量の急な変化です。

あんなに減らすことを考えていた尿量1800ml前後・7/5-1650から、7/6-1450で1500を切って、1350,1220,1190,1270,1330,1300となって、色も濃くなってきたので、多少キキカン(?)も感じて、6日からは冷倉庫の水を「冷飲食抑制」にもかかわらず100~200mlずつ飲むようになりましたが、それでも尿量は増えないでみんな汗となってしまうようです。
せんじ薬もポット温水から冷蔵に変えました。多分、1日の飲水量は1リットルは増えているでしょう。


たまたま知人からいただいた直径10cmあまりで長さ30cmもある東北産の大キュウリを、昨年から始めたレモンと同じように、酢と蜂蜜液に漬けて冷蔵し、食後や寝る前に食べていますが、食欲が落ちてムリに2食半を食べているようなときに、これはさわやかな清涼感を運んでくれるので、救いであり楽しみでもあります。

*キュウリなどの夏の野菜の効果について、いただいた方に送ったメールの中から、下に参考に載せてみました。


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急に暑くなって、急激に温水でなく冷蔵庫の水を1リットルも飲むようになって、気のせいか胃に溜まっているような感じもして、「脾胃気虚・湿熱」も気になるところですが、いまのところ懸念した「陰部かゆみ」もたまに感じる程度で、薬を使うほどではないので、この2年姿を現わしていない(?)「痛風の痛み」とともに見守っています。

「脾胃気虚・湿熱」は、冷飲食のこともありますが、5・6月ごろからの「腹八分」で後重感・胃腸モタレがなくなったことから考えて、その効果も出ているように思います。

冷たい水は・・夏に時たま飲むビールは別にして、どんなジュースよりもうまくて、ワカッチャイルケドやめられないので、口の中で少し留めて飲むようにはしていますが・・。


問題は「食欲の減退」です。ソウメンとかヒヤムギなんていうのも思い浮かびますが、野菜とタンパクだけはどうにか摂りたいので、「腹七分」ていどは頑張って食べていますが「五分」ぐらいに減らしたい気持です。魚も焼くのが暑いので、その分タコ・貝やソウザイで補うようにしています。

消化吸収や代謝の活動を減らさない方がいいと考えて、多少無理してでも食べるようにした方がいいのではないかと思いますが、どう考えたらいいのでしょう・・・。


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日中37度の中で、扇風機の微風と首に巻いた保冷剤、頭がのぼせたようにボーっとしてくると、救いは何よりも日に数回の「水ブロ」です。

プールと同じぐらいか、28度程度の水道水を10cmあまり入れて、炊事用のボールですくって肩・背中にかけるのは、ほてった体が冷やされて生きかえったようになるのが、何とも気持いいのです。時には腰水のまま新聞を読んだりすることもあります。

毎日全国で熱中症で救急車に運ばれる年配者の人たちがいますが、そのような人たちにもおすすめしたい気持です。エアコンもそう簡単ではないし、確かに「こまめに水分と食塩を」も脱水には速必要ですが、熱中症の状況では中から冷やす前に、まず外から体の表面から水で冷やすのが効果的で速いように思われます。


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それにしても、いろいろの情報や医者の言葉もありますが、その人の適量の水分量というのは、季節やその人の生活や体の状態にもよりますので・・すぐには答えの出ない私のこれからも続く大きなテーマです。

今日はいくぶんか楽なようですが、まだまだ苦役(?)は待っているようです。暑いのにまぎれるようにどうにか書いてしまいましたが、暑くてお忙しい中で、いつか時間がありましたら、ひとこと書いていただければ学習を進める参考になります。


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宮下さんからの返信  2013/07/13

米山 真幸 様

いつもありがとうございます。

早速ですが、
暑さで食欲が低下している場合でも、食事は腹7~8分摂った方が良いです。

理由としては、

暑い → 体が疲れる(胃も疲れる) → 食欲がない → 食事を摂らない 
→ 体の疲れが回復しない(胃の元気も回復しない) → もっと食欲がなくなる
→ 更に食事を摂らない → 体の疲れが回復しない(胃の元気も回復しない) → もっと食欲がなくなる
→ 更に食事を摂らない → 体の疲れが回復しない(胃の元気も回復しない) → もっと食欲がなくなる
          ↓
          ↓ 同じことを繰り返す
          ↓
→ 最終的に回復しないどころか、気力・体力が減退 → 栄養失調で起きれなくなる 

 

夏バテの簡単な構図ですが、大抵の方は途中で気づき、
消化の良いもの、さっぱりとして食べれるものから徐々に食べていき、
通常の食事に戻ります。

米山さんの状態は、夏バテの初期段階です。
今の時点で食事を減らさなければ、大丈夫ですよ。

また、夏野菜は、夏に食べやすいものや栄養価が高いもの、
水分補給も兼ねられるものがあるので、お勧めです。

メールにも書いてあった、きゅうりをはじめ、じゃがいも
とまと、なす、ピーマン、かぼちゃ、スイカ、枝豆などです。

たんぱく質も食べるものを摂っていれば大丈夫ですよ。
冷奴などでも、暑いときは体をクールダウンしてくれるので、
問題ありません。

それでは、また何かありましたらご連絡ください。

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八王子東西薬局  宮下 洋輔

 

。。。
。。。


Kさん 楽しい野菜いっぱいゴチソウサマ   2013/07/02

先月27日に、いつも健康の相談に行っている東西薬局の宮下さんが、これから暑い夏をのりきるのに「熱中症対策では、水をいっぱい飲むよりも、ウリやスイカなどのほうが、体のよけいな熱をとってくれる(食べ過ぎると体を冷やす)だけでなく、カリウムなどが食塩のナトリウムを体から追い出す働きをして、体の水分・血液の流れを良くしてくれる」と聴きました。

キュウリと子どもの頃食べたマクワウリぐらいしか知らなかったのですが、さっそくあの本格的なウリを切って口にほおばりながら、野菜炒めにも加えました。東北産でしたか(?)・・あの紙に書いてあったような・・・。

そして、今日2日の午前中、タマネギをいつものように、毎日の野菜炒めに入れるために、細く切って酢につけました。
タマネギは外側の皮に確か血流にいい成分があると聴いていたので、捨てないで利用していましたが、外側のその茶色の皮の下にきれいな紫色が見えました。

連想ゲームではありませんが、むかし中学校で子どもたちが喜んだ楽しい「紫キャベツの実験」を思い出したのです。紫キャベツは、アルコ-ルで抽出しないでも・・例えば家で、そのまま酢(酸)を加えたり、重曹(アルカリ)をかけたりするときれいな色に変化する記憶があって、私もむかし酒を飲みながら楽しんだことを思い出しますが・・・。

タマネギは酢づけにして、紫色の皮が少ししか残っていなかったので、結果は出ませんでしたが、なつかしい昔を思い出して、いろいろ想像をめぐらして、検索をしてあらためて学習し、楽しい時間をすごすことができました。


ブドウはできるだけ摂りたいと思って、血糖上昇に気をつけながら、レーズンを欠かさず食べていますので、ここでまたアントシアニンのことも調べてみました。


東西薬局の猪越先生の本には、ブドウは・・
疲労回復、病中病後の栄養補給に即効性。
・尿の出をよくし、腎機能を高めて、ムクミを解消する。
・喉や肺を潤すので、咳を鎮める作用。
・皮や種子には、抗酸化物質や、血栓ができるのを防ぐポリフェノールが含まれるので、脳卒中や心臓病にもよい。

とあります。タマネギには・・
血栓を予防する。抗酸化が豊かなフラボノイドの一つであるケルセチンを、最も吸収のよい形で含んでいる。心臓病、脳卒中を予防し、糖尿病にもよい。
・含まれるグルタチオンは、炎症を抑える作用があり、気管支喘息の抑制効果や、胃ガンを予防する効果もある。
生活習慣病の予防、改善に役立つ野菜である。


薬は、できるだけ飲まないで、医食同源・・食べものに注意して、それで病気になったらあきらめるしかない覚悟(?)です。

「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (22) 2023/02/02  「めまいと自律神経・水滞」

10年ほど前から、「ひとりごと・健康通信」を書いてきたが、その後健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・振り返りながら書いています。

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「めまいと自律神経・水滞」  2013年6月10日 

最近始まった「めまい」から学んだ記録です。

5月11日の朝、フトンから起き上がるとフワ-とするような「めまい」が・・・。何年か前に感じたこともある「これがメマイというものか」という軽いめまいはありましたが、それよりも一段と震度(?)が高いもので、歩き始めるとすぐに治まったようですが、何だろう?・・という?マークが残りました。

「めまい」は15日ごろ一旦治まったが、22日午後から急に「右腕の筋肉痛」が始まって、増減しながら夜になると歯ブラシも使えないほど痛くて、腕を少し回転させるだけでも顔をしかめるほど痛い。
これは後に「めまい」ともつながるいっしょの領域の症状であることがわかるのだが、しばらくしてようやく痛みの動機を思い出す・・前日だったか、いつものことで「プラスチックゴミ」に出す食品袋にオカズやソウザイのトレイをぎゅうぎゅう詰めに右手で強く押しこんだことが思いあたる。

いままでもその後で右手が痛くなった記憶もあったが、まさかここまで痛みが大きくなるとは・・最近体の中がそのようなことを引き起こす状態にあったことが、その後ようやく理解できることになるのです。


「右腕の筋肉痛」が26日ごろに気にならないぐらいに軽くなったのを待っていたように、その日寝床に横になるときに感じて翌朝また復活した「めまい」は、実験によると・・フトンの中で上体を起こした時にユラユラとくるもので、その後にフトンから出て立ったときはそれほど感じない。

どうやら、寝るときは頭に血が上り、起きるときは血が下がるときに、このところ自律神経の働きが悪くなっていたのか、寝・起きのときに血液の流れを調節する機能がうまく対応していないようだ。

外を歩くとき、冬は足の指で土をしっかりつかんで快適に歩いているが、夏はこの数年、暑いせいでだるくて足がふらつくのを感じてはいたので、これもめまいと根はいっしょなのか・・?。
毎日「柔軟」や「筋トレ」を続けてはいるが、体の年齢的衰え―東洋医学的には「腎虚」―は、じわじわと進んでいる。

5月は急に気温の変化が激しくなって自律神経が対応できなくなり―西洋医学的にはこれがストレスになって、東洋医学的には栄養や不要物を運んで体の熱を冷やす水(津)や血液(血)の流れ(気)が滞る(気滞・水滞)ために、「自律神経を不安定にさせる」ことが、「めまい」起こす原因のひとつであることはNHKの番組*からも関連づけられる。

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*NHK めまいをなくせ! http://www.nhk.or.jp/asaichi/2012/06/04/01.html

天気が変わりやすく気圧の変化が激しい、梅雨の時期。「めまい」を感じる方も多いのではないでしょうか。ひどい場合は起き上がれないほど強いめまいとなったり、吐き気や頭痛を伴う場合もあり、日常生活に大きく影響します。

「クラッとめまい」は自分で防げる
急に立ち上がった時や長時間立ち続けていると、一瞬目の前が真っ暗になる「クラッとめまい」。意識が薄れることで体のバランスを崩し、「クラッ」としてしまいます。

その正体は「起立性低血圧」という症状。寝ている状態から立ち上がった時、血圧が20以上下がってしまうことで立ちくらみをおこしているのです。

人間は、寝た状態から立ち上がると、重力で血液は下へ下がろうとします。そうならないよう、立ち上がると同時に自律神経が働いて末しょうの血管を収縮させ、血液を頭部まで滞りなく循環させます。しかし、自律神経が不安定な人は、その働きが鈍いため、血管を収縮させる指示が遅くなり、次第に頭から血液が下がっていってしまいます。これによって意識が薄れ、立ちくらみをおこしているのです。ひどくなると、失神する場合もあります。
この「クラッとめまい」は、ちょっとした生活習慣の改善を行うことで、多くの場合は自分で防ぐことができます。

ストレスが原因のめまいを緩和する方法として、ヨガも取り上げました。
腹式呼吸を繰り返し行うことで、自律神経を安定させ、体を動かす事で筋肉の緊張をほぐしストレスの緩和に効果があるといいます。


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血圧も高いのでケイカイはしていたが、前兆・前触れ(初期症状)・・(Webから) 


〔 ▼脳卒中の前兆・前触れ(初期症状)
・顔や腕・足が突然しびれたり脱力感を感じる。(特に身体の右もしくは左半分)
・話すことや理解することが出来なくなる。ろれつが回らなくなり、うまく喋れない。 

・目が片方もしくは両方とも見えにくくなる。
・突然にまともに歩けなくなる歩行障害、めまい、バランスや運動の協調障害。
・明らかな原因のない突然の頭痛が起こる。
・顔や手足が麻痺し、片側しか動かせなくなる。

脳梗塞の前兆・症状
・片方の手足・顔半分の麻痺・しびれが起こる。
・ろれつがまわらない、言葉が出ない、他人の言うことが理解できない。
・力はあるのに立てない、歩けない、フラフラする。
・片方の目が見えない、物が2つに見える、視野の半分が欠ける。 
などが起こります。 〕

・・・それらしき症状が見あたらないので、気が進まない検査のことも頭はかすめたが、いまは必要ないようだ。

それでも原因がわからないのは不安であるのと、せっかく学習する機会がめぐってきたのだと考えて、29日に再度検索で調べることにして、私にとっては劇的(?)にその原因がカスミの中から姿を見せはじめた。


関係ないように見える「めまい」と「右腕筋肉痛」が「自律神経・水滞」で結びついたという驚きと、これらの症状がこの2・3年、私の最大テーマになっている「水分代謝・水滞(水毒)・湿熱」の中に見えてきたという発見です。そこがまた東洋医学の不思議で面白いところなのかもしれません。

↓ 下(*参考)の説明にあるように・・

〔 交感神経が働きすぎて副交感神経が働かないと・・
1.血管が細くなり、血流が悪くなる。
2.免疫が弱くなり、ウイルスの活動が活発になる
3.過剰な水分が体の一部分に溜まりやすい
4.炎症を起こしやすくなる 
5.傷害部位が治りにくくなる 

めまいやメニエール・内耳炎は、内耳にリンパ液が溜まることで起きる。 〕


・交感神経(ストレス)・・血流悪化・・水滞が耳(脳かもしれない)に溜まる・・「めまい」
・交感神経(ストレス)・・血流悪化・・水滞が腕に「炎症」を起こす・・傷害部位が治りにくい
 ・・「右腕筋肉痛」

という関連性が見えてきて、あらためて日常生活を見直し、「冷飲食」「腹八分」「運動」「睡眠」「呼吸法」に注目し学習していきたい。

 


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参考:

めまい大辞典  http://www.toriko-net.com/ 

知られざるめまいの真実 http://www.toriko-net.com/special/16spe.html 
めまいと自律神経失調症 http://www.toriko-net.com/special/17spe.html
めまいと東洋医学 http://www.toriko-net.com/special/21spe.html

これはコピーできない設定になっているので、要点をまとめて書いてみました。

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知られざるめまいの真実
実は多くのめまいの原因が科学的・西洋医学的にはまだ解明できていないことも多く、数千年の歴史のある東洋医学の考え方もめまいを改善させるために役に立つと思われます。

めまいと自律神経失調症
日常生活で一番よく起こるめまいの原因は自律神経失調症です。自律神経失調症の原因はストレスです。ストレスを過剰に受けると、自律神経のバランスが崩れます。
精神的ストレス、睡眠不足、背骨・骨盤のゆがみ、栄養・薬の過不足、暑すぎ・寒すぎなど気温変化もストレスになってめまいの原因になることがあります。

自律神経失調症は検査結果が明確に出ないことも多く、病院で原因不明のめまいの多くが自律神経失調症であるという報告があります。

交感神経が働きすぎて副交感神経が働かないと・・
1.血管が細くなり、血流が悪くなる。
 交感神経が過過剰に働くと、血管が細くなります。それが耳の中で起これば、三半規管や蝸牛などの器官に血液が届きにくくなると、平衡感覚を感じる機能が低下したり、神経が誤作動を起こしたりしてめまいを感じる場合があります。

2.免疫が弱くなり、ウイルスの活動が活発になる
 通常、多くの人はいくつかのウイルスに感染していますが、免疫力が高いときには、ウイルスは活動できません。しかし交感神経が過剰に働くことでウイルスに対する免疫力が低下するとウイルスが活動を始めてしまい、・・それが耳の中で起こると、メニエール・内耳炎・前庭神経炎などの原因ではないかという説があります。

3.過剰な水分が体の一部分に溜まりやすい

4.炎症を起こしやすくなる
 炎症を起こした部分は、体の水分が集まってきます。例えば、火傷には水ぶくれが、膝などに水が溜まるように、体は円勝負に水を溜めて冷やす能力が備わっています。それが耳のリンパ液などに起こると、メニエールのような状態になると思われます。実は、交感神経が過剰に働くと、体のどこか―その人の弱いところで炎症が起きやすくなリ、耳の中で起こるとめまいを起こすようになります。

5.傷害部位が治りにくくなる
 体には自然治癒力が備わっています。薬などを飲まなくても、自然に体の病気やケガを治そうとする働きです。自律神経失調症になり交感神経が過剰に働くと、それと引き換えに副交感神経は働けなくなります。
この副交感神経が働かないと、自然治癒力も働かせることができないので、病気やケガが非常に治りにくい状態になり、めまいがなかなか治らないのはこのためです。


めまいと東洋医学
東洋医学では「気・血・水(津)」が滞りなく全身をめぐっていれば病気はしないと言われています。
「気」が滞りなく流れていれば、「血」も滞りなく流れ、「水」も滞りなく流れるため「気」も滞りなく流れて、「気血水」は互いに影響しあっています。流れる水は腐らないように、気血水が流れていれば、体は悪くならないと言われています。

めまいは水毒症の症状
東洋医学で言う「水毒症」は、水の流れが滞るだけでなく、水が偏在―体のある部位に多く、ある部位に少ない、あるいは体全体に多い―ということもあります。
西洋医学的な回転性のめまいやメニエール・内耳炎などのめまいもは、内耳にリンパ液が溜まることで起きます。
むくみはいかにも水毒症という感じですが、関節に水毒が溜まればリウマチ、気管に溜まると喘息というように、水毒はいろいろな症状に関連しています。ちなみにめまいのときに吐き気や嘔吐しやすいのは、胃の中の余分な水分を出しているのです。
東洋医学では耳と腎臓は関連しあっていると考えていますので、水毒=むくみ(腎臓の機能低下―腎虚)=めまいという図式は解りやすいと思います。

水毒症のめまい対策
水毒症は、余分な水分を摂らないように心がけましょう。特に冷たい水は体を冷やし、気血水の流れを滞らせてしまうので、常温やぬるま湯で飲むことをおすすめします。またスポーツや、医師に水をこまめに摂るように言われた方以外は、頻繁に飲むのはやめましょう。確かに水は体に必要なものですが、「過ぎたるはおよばざるがごとし」です。
更に、気血水の流れを良くするために軽い運動や体操をするのは良いことで、その後は体から余分な水分が抜けるので、ぬるま湯などを飲むといいでしょう。水毒症の方は「水分を摂る前に水分を出す」ことが重要です。


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解説の中で、特に思いあたることは・・・

〔 よく起こるめまいの原因は自律神経失調症です。自律神経失調症の原因はストレスです。ストレスを過剰に受けると、自律神経のバランスが崩れます。
精神的ストレス、睡眠不足、栄養の過不足、暑すぎ・寒すぎなど気温変化もストレスになってめまいの原因になることがあります。〕

今回のめまいには、基本的に年齢的な体のおとろえ「腎虚」があることは感じている。 

寒い冬は快適に歩いて家に帰った頃は体がぽかぽかして何とも気持がよいのだが、夏は暑さと湿度が高いために家の中にいても、外を歩くのもだるいだけでなく、数年前から足元がふらつくのを感じていた。

これらの現象もどうやら、若いときからの冷飲食・過食による脾胃気虚―胃腸の働きが悪くなり、水分代謝の機能が低下する―から始まった水滞(水毒)と、そこに長い間に熱が加わって進み―わかりやすく言えば、体をめぐる水分がドロドロになる―湿熱の状態になっている・・・その関連が理解できる。

考えられる原因は「自律神経失調」にもあるようなので、日々の生活で思いつくことは、最近学習して意識するようになった「体内時計」を整えること・・睡眠・食生活との関連性にもあるようです。


「湿熱」については私の生涯の課題でもあり、健康通信*にも昨年に書きましたが、高血圧・痛風・陰部の痒み・・等を体験しているところです。

〔*「湿熱」は、糖尿病、高脂血症、高血圧、慢性関節リウマチ、胆石や腎結石、心筋梗塞動脈硬化脳卒中など、重大な病気につながりやすい体質。先延ばしにせず、生活を改善することが重要。冷たい飲料や食べ物の過剰摂取やストレスの多い生活は、肺と脾胃の働きを直撃し、気をつくるのを妨げ糖尿病の進行を促進させてしまいます。生活を改善することが重要です。〕

・・ということですので、危機感をもって「生活の改善」に取り組んでいきたいと思っています。

「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (21) 2022/11/6  「タマネギに注目」

10年ほど前から、「ひとりごと・健康通信」を書いてきたが、その後健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・振り返りながら書いています。

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「タマネギに注目」 2013年5月25日 

5月21日朝のNHKでも取り上げられていますが、私はタマネギにはかなり前から注目して、薄く切って10分ほどおいてから酢の中に漬けて容器で保存し、同じように酢漬けしたゴボウ・切干大根とともに、毎日の野菜炒めに加えるようにしています。
年齢的に血圧も高いのですが、降圧薬は飲まないで、血流改善の漢方薬とこのタマネギを頼りにしています。


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参考:

・玉葱の効能  http://www.geocities.co.jp/technopolis/7048/kelsetin1.html


*********  タマネギの薬効  ******

★★★ 玉葱を切ると涙が出るのはイソアリインという催涙性前駆物質が玉葱を切ることによってアリイナーゼという酵素と反応して催涙性物質になるためです。催涙性物質から産生される含硫化合物にはさまざまな作用があり、特に血小板凝集抑制作用が特異的です。

★ 薬効のもとのイオウ化合物である含硫アミノ酸は玉ねぎに多量に(1kgあたり2~3g)含まれています。刺激成分が有効成分ですので、目にしみないとか、辛味のない玉ねぎは薬効が少ないことになりますが、最近は薬効をより高める新品種の開発も進められています。

★  この作用は玉葱を切った直後に加熱すると失われますが、切って室温に15分間以上放置しておくと加熱しても失われません。 成分間の化学反応で、別の物質(プロペルニルジスルフィド類)が生まれ、
糖尿病で高い血糖値の低下作用や発ガン抑制作用があります。 

★ 調理で加熱すると、また別の物質(トリスルフィド類やセパエン類)に変わります。 

これらの物質は心筋梗塞脳梗塞などの原因となる中性脂肪や悪玉コレステロールの値を下げます。血管を詰まらせる血栓を溶かすことも確認されています。血液をさらさらにし、動脈硬化を防ぐ作用があります。

★  血栓溶解作用は、ほかにサイクロアリインというイオウ成分にも含まれています。 

また、玉葱を加熱調理すると解毒代謝が促進され体内の有害物質を排泄します。
糖尿病、高血圧、癌、脳血栓心筋梗塞動脈硬化、胃弱、食欲不振、風邪、扁桃炎、下痢止め、便秘、出血、痛風、筋肉疲労回復、精力減退、精神不安、不眠症、アレルギー体質の改善、神経痛、虫下し、やけど、虫刺されなどに良いです。

★ 玉ねぎの含硫アミノ酸は、玉ねぎを切ると、酵素の作用で別の物質(チオスルフィネート類)に変化します。これが生でかんだときの強い辛味成分です。この成分は強い抗菌・殺菌作用があり、コレラ菌を死滅させる力さえ持っています。

★ 薬効のもう一つは黄色い成分(ポリフェノールの仲間であるケセルチン)です。 補足説明参照


********************* 玉ねぎの食べ方 **************************

★ 玉ねぎの薬効を最大限に生かすには、含硫アミノ酸が変化しやすいように、切ってすぐに調理せずに、室温で30分ほど放置するか、電子レンジに20秒かけると、切った玉ねぎの温度が上がり、変化がすぐに起こり、辛味成分が減って甘くなります。

★ 必要量は1日に1/4 個ほどで十分です。毎日使える食材ですし、加熱しても薬効は失われません。
積極的に利用して生活習慣病を予防しましょう。

★ 辛味をとるのに水にさらすと、水に薬効成分が溶け出してしまいますのでスープなどが最適です。

★ 茶色の皮の部分はケルセチンが豊富ですが、余程の有機栽培・無農薬で無い限り、泥と接触する部分は破棄してください。

★ ケルセチンは、タマネギの他、きゃべつ、春菊 、ブロッコリー、ほうれん草、レンコン、リンゴ、赤ワイン、緑茶などにも含まれていますが、野菜の中でも玉ねぎと、皮に特に多く含まれています。


*********** 玉葱の外皮と、ケルセチン(ビタミンP群のひとつ)の補足説明 ***************

★ 玉葱の外皮には、ポリフェノールの一種のケルセチン(クエルセチン)、硫化アリル、ビタミンA、B1、B2、Cや鉄、カリウム、カルシウム、リンなどのミネラルが含まれています。

※ ニンニクの薬効成分と似通っています。

★ 特に多く含まれているケルセチンには抗酸化、血糖降下、抗癌、血圧降下作用や毛細血管を丈夫にする働きがあります。ビタミンB1はごくわずかしか含まれていませんが、硫化アリルがビタミンB1と結合してビミンB1の吸収力を高め、新陳代謝を活発にし疲労回復を癒します。

★ ケルセチンは、同じく含硫アミノ酸を含むイオウ化合物もそうですが、活性酸素を防ぐ力(抗酸化作用)を持っています。
活性酸素は、細胞や遺伝子を傷つけます。発ガンや老化、痴ほう、動脈硬化などの病気の原因と考えられています。
それらを防ぐ力、つまり抗酸化作用が強く、代表的な抗酸化物質であるビタミンCの5倍以上という報告もあるほどです。 
抗酸化剤としての効果とアレルギーへのしきい値を引き上げる効果が強いので、体質改善を行うためには花粉症以外の時期にも飲んでおく必要があります。 
 ※ 近年では、ぜん息や花粉症などを抑える薬として使われています。

★ ケルセチンはポリフェノールの中でも特に脂肪吸収抑制効果が強く、体内の脂肪を排出するサポーター的働きをします。肝臓での脂肪代謝を高め、脂肪燃焼をアップする黄色の色素成分で、消化管で脂肪と結合し脂肪の吸収を抑制します。ダイエットには最高です!

★ 玉葱の白い部分を併用して摂取すると、なお、効果が発揮され解毒代謝が促進され体内の有害物質を排泄します。
ケルセチンの血圧上昇を抑える働きや、前立腺がん改善予防との関連もわかってきました。またこの成分は脳細胞伝達物質を強化してくれますので、ボケの防止にはとても効果的と考えられています。  
 ★ 記憶障害改善効果が報告されています。★

************* ケルセチンの働き:効能のまとめ *************

★ 花粉症・アレルギーの炎症を緩和 ★抗酸化作用★アレルギー抑制 ★抗がん作用 ★ボケ防止★ 
肝臓・胃腸などでの脂肪吸収抑制(ダイエット効果)
糖尿病、高血圧、癌、脳血栓心筋梗塞動脈硬化、胃弱、食欲不振、風邪、扁桃炎、下痢止め、便秘、出血、痛風、筋肉疲労回復、精力減退、精神不安、不眠症、アレルギー体質の改善、神経痛、 虫下し、やけど、虫刺さ 
れなどに良いです。


**************** 玉ねぎの皮の粉と一緒に摂取するとなお、効果が上がるもの ********

玉ねぎ本体。 ヨーグルト。 パイロゲンお酢)。 生のパイナップル。キウイ。 野菜ジュース。
※ ビタミンCの豊富なものや、他のビタミンPリコピン、ヘスペリジン、ルチン)含有物。
※ 蛋白消化酵素類、特に=ブロメライン(タンパク質分解酵素で、パイナップルの茎や芯に多い)


******************** 当院お勧めの玉ねぎの皮の粉の飲み方 *******************

★  玉葱の皮コップ1杯の湯にスプーン1杯を一日3回~5回飲みます。 
お茶や、ジュース、ヨーグルト、他の野菜ジュースに混ぜて、良く攪拌しても結構です。 

★ 煮立てたり、味噌汁、カレーライス、玉葱のサラダ、肉料理に調味料の様に利用してください。
★ 冷やして飲む場合には、1リットルの水に大さじ1杯を入れて7分程沸かし、冷やして飲みます。          ※麦茶の要領ですね。  沈殿した繊維質も残さず飲み 
ます。

★★★ 硫化物は犬には禁止です。 玉ねぎ、皮は絶対禁止(溶血)。 猫は不明。

★★★ ご質問・ご相談は、メールにて ★★★  

 

「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (20) 2022/6/8  「体の冷えと花粉症」

10年ほど前から、「ひとりごと・健康通信」を書いてきたが、その後健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・振り返りながら書いています。

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「体の冷えと花粉症」: 2013年3月27日

花粉症の季節ですが、東洋医学では花粉症の原因も・・「湿熱」の前の段階「水滞」に関連するという考えがあります。冷飲食や水分の過剰摂取によって胃腸の消化吸収能力が衰え、水の動きが滞って水分代謝が長い間停滞すると、アレルギー体質になることもあるようです。 

私は若い頃から花粉症で、軽いアレルギーでしたが、「アレルギー体質はガンになりにくい」という説もあるようです。けれども、アレルギーは「免疫力が自分の体を攻撃してしまう」ことによって、アトピーや抗原病などにつながることもあるといいます。

子供や若い人たちの中にも、突然花粉症になって、なぜそうなったのかわからない人が多いようです。小さい頃から平気で冷たいものを飲んだり食べたりすることが積み重なって、いつかアレルギー体質や花粉症になったりするのではないかと、私は心配しています。

そうでなくても、何度も言いますが・・冷飲食は胃腸を冷やして体内の水の流れ「水分代謝」をドロドロにして、私のように高血圧・痛風・静脈瘤や、これからも糖尿病・脳心筋梗塞・結石・リウマチ・ガンになる恐れもありますから、生活の改善がどうしても必要だと思っています。それは破綻しかかっている医療・介護保険を、私たち一人一人の生活の見直しによって救う道だと思います。

私たちの体には免疫力が備わっていて、周囲の環境や外敵に対して戦い、防いでいるのですが、それがムリしたりバランスを崩した生活によって、体調を崩したり病気になってしまうようです。
西洋医学では検査と薬と手術で病気を治すようですが、私はそこまで進んでしまう前に、日常の体の状態・症状で自分で体の中の様子を見ながら、食事や運動や睡眠を見直して、病気になる前の「未病」の段階で免疫力を高めて病気を防ぐという東洋医学の考えを学んでいます。

 

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小高修司「中国医学」関連の本とWEBから・・・  

中国医学の健康術」から
胃は冷たいものをとれば、その瞬間から本来の消化吸収の働きが低下します。そのため新たな気の産生が不足し、つまりは免疫力が低下します。また水分の代謝をつかさどっている消化器や呼吸器の機能が低下するために、排泄しきれない水分が病的なものとして身体に溜まります。これらがアレルギー疾患の重要な病因なのです。
従って花粉症の激しい症状に悩まされる人でも、飲食の摂生をし、1・2ヵ月前から処理しきれずに溜まっている水分を取り除く治療をしておけば、症状はかなり軽減されます。慢性に経過するハウス・ダストをアレルゲンとする場合も、基本的な考えは同じです。日常生活の摂生でアレルギー疾患はかなり予防できることを肝に銘じてもらいたいものです。
アレルギー性鼻炎の漢方治療で汎用され、有効率が高い薬に小青竜湯があります。この薬の使用目標は、「みぞおちに水が溜まっている人が、風寒邪に襲われた結果、喘息や鼻炎の症状を引き起こした時」というものです。前段のみぞおちに水が溜まるというのが、まさに脾胃や肺の機能低下による湿邪の停滞を表しています。つまりアレルギー疾患の患者には、この病態を基礎的に持っている人が多いことを表しているのです。

中国医学で病気を治す」から
いずれにしても、ふだんから冷飲食や多飲を慎んでいれば、何も花粉が飛んで大騒ぎすることもないのです。薬や鍼灸による治療とともに、日常生活での摂生が非常に重要です。いくら治療しても、でたらめな生活をしていてはどんな病気も治りません。治療するだけ無駄です。治療者ははじめにどんな生活が病気を悪くさせているのかをしっかり説明し、どう改善したらよいかを指し示すべきです。従来の生活に問題があったからこそ病気になったのですから、そこをはっきりさせないといけません。〕

夏の養生法(Web kotaka)から
生命力の根本、別の言い方をしますと老化に関わる機能を、中国医学では「腎」と呼び、特にその原子炉が体内にあるごとく身体を芯から温める働きは、消化器や呼吸器の働きを高める上でどうしても必要なものなのです。消化吸収や呼吸を介して得られたエネルギー(これが気です)は腎の働きを正常に保つ上で必要なものです。つまり腎と肺と胃(脾)は相互に助け合い身体を正常に保っているのです。これらの臓腑が冷やされてしまえば正常に働かなくなり、結局健康を損なうことになるのです。電気冷蔵庫がどこの家庭にもあり、食品を保存する上でなくてはならないものではあるのですが、そのために冷飲食の機会が増え病気になる危険を増しているということに皆がもっと注意しなければ、人類の将来は暗澹たるものになるでしょう。


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病は”冷え”から

医学博士 石原結實先生 特別講演会
http://homepage2.nifty.com/biwa-fukyukai/4711.htm

石原結實先生のプロフィール
1948年、長崎県生まれ。
長崎大学医学部を卒業して、血液内科を専攻。
1981年に同大学大学院医学研究科博士課程を修了し、医学博士。
現在、イシハラクリニック院長。スイスのB・ベンナー病院で難病の食餌療法を学び、モスクワの断食療法病院で研修を積む。コーカサスの長寿村にも調査研究に出向き、独特の石原式自然療法を確立。

数多くのTV出演や著書で知られる石原結實先生(医学博士、イシハラクリニック院長)をお招きし、99年3月25日午後、東京・新宿の住友ビル「スカイルーム47F」に於いて当普及会主催の特別講演会が開かれました。
石原先生は、スイスやモスクワでガンの食餌療法断食療法を学ばれ、年月をかけて独自の石原式自然療法を確立。クスリに頼らず病気を防ぎ、治す健康法とはいかなるものか。
沢山のエピソードを交えながら病と冷えの関係や症状別の食べ物・食べ方などを判りやすく講演されました。以下に講演の概要を紹介します。


三大成人病予防が長寿の要
日本人の死因でダントツに多いのがガンです。毎年35~36万人が新しくガンになり、年間28万人が亡くなります。最近は、毎年1万人ずつガン死が増えています。
去年、「医者が末期ガン患者になってわかったこと」という本がベストセラーになりました。著者は脳腫瘍、脳外科の手術では日本で十指に数えられた名医でした。
ご自分が専門とする脳腫瘍になり、亡くなる前に本を出版されたのですが、何がわかったかというと患者の立場がわかっただけで、なぜ腫瘍が自分の身に降りかかってきたかについてはわからなかったのです。
現代医学とはそういうもので、国立ガンセンターの総長であっても初代から五代目まで全員ガンで亡くなられています。
手術で治る人もいますが、非常に難しい病気です。

二番目に多い死因は脳卒中で、その数は14万3千人です。
三番目は心筋梗塞で13万8千人。
四番目は肺炎、気管支炎で8万人。
五番目が事故死で4万人。
六番目が老衰で3万人。
七番目が自殺で2万5千人です。ずっと2万1千人くらいで推移してきましたが、おととし、去年と増えています。
八番目は腎不全。腎硬化症です。
九番目は肝硬変。
十番目が糖尿病です。八、九、十番目はそれぞれ1万人台です。

毎年、全部で90万人くらい死亡しますが、十番目までで65万人、つまり七割以上を占め、そのうち、ガン、心筋梗塞脳卒中の三大成人病が55万人でなんと六割以上を占めていることになります。


人間は120歳まで生きられる
ですから三大成人病が予防できれば、相当長生きできることになります。
私は世界的に長寿で有名なコーカサス地方を5年にわたって訪ね、研究調査を行ってきました。
グルジア共和国科学アカデミー長寿医学会名誉会員という大袈裟な称号もいただいていますが、長寿学者のダラクシブ教授と話をしていて非常に興味深いことをお聞きしました。

人間は120歳になると血液型がみなO型になるというのです。
日本人はA型が四割、O型が三割、B型が二割、AB型が1割ですが、もともとの基本はO型だそうです。人類の起源は300万年前の東アフリカにあるといわれます。295万年はその地域にいて、その後、世界各地に分かれて血液型も分かれたそうです。

人は死ぬと仏様になるといいます。仏様とは世のしがらみから”ほとける”という意味だそうです。その点、O型というのは初めからほとけているわけです。物事をあまり気にしないというか、適当というか。
とにかく、人間は本来、120歳まで生きられるということです。


食事の欧米化で病気も欧米化
さて、三大成人病が予防できれば長生きができるのですが、わが国の最近のガンの傾向には変化が見られます。
胃ガン、子宮頸ガンなどは減ってきました。増えているのは肺ガン、大腸ガン、乳ガン、卵巣ガン、子宮内膜ガン、膵臓ガン、前立腺ガン、白血病、食道ガン、脳腫瘍などいわゆる欧米型のガンです。
脳卒中も昔は脳出血が多かったのに、今は脳梗塞ばかり目立ちます。逆転したのは昭和49年です。

心筋梗塞は心臓の筋肉に栄養を送る冠動脈の血栓・梗塞で、欧米人の死因のトップはこれです。
病気が欧米化した原因は食生活の変化です。昭和25年~30年と現代を比べると、肉の摂取量は15倍くらいになっています。卵が12~13倍。牛乳・乳製品は25倍です。一方、米は0.65倍。ジャガイモは四割。サツマイモは13分の1になっています。
つまり、植物性の炭水化物、蛋白質の摂取が減って、動物性蛋白、脂肪が増えているのです。

高蛋白・高脂肪、そして低炭水化物。文明化すると白いものを好み、玄米は白米に、黒パンは白パンに、黒砂糖は白砂糖にという具合で、お米の胚芽やセルロースは取ってしまいます。


ビタミン、ミネラルが不足すると病気になる
本当は、胚芽の中にものすごく優秀な植物性蛋白と脂肪、ビタミン、ミネラルといった微量栄養素が入っているのです。
ビタミンの「ビタ」はバイタルファインといって生命を表し、少量でも命に関係します。 

ミネラルは、鉱物すなわち土の中の成分をいいます。人間は死んで土葬されると筋肉や脂肪はすぐになくなってしまいますが、骨と灰はずっと残ります。それは、鉱物性の金属だからです。鉄、銅、亜鉛、カルシウム、マンガンマグネシウム、ケイ素、ナトリウム、ヒ素、金などです。

ビタミンには30種類、ミネラルには100種類くらいの微量栄養素があります。合わせて約130種類ですが、そのうちの1種類が不足しただけでも病気になってしまいます。
ビタミンAが不足すると鳥目、肌荒れ、免疫力の低下が起きます。肺ガンや膀胱ガンにもなりやすい。
ビタミンBはクル病。Eは不妊症。Kは出血しやすくなる。B1は白血病、B2は口内炎、B3は精神病、B17は別名「アミグダリン」といって、これが不足するとガンになりやすい。
ビタミンCの不足は壊血病。白血球が減少して細菌に冒され、肺炎とか、血小板が減って出血しやすくなります。
Uの不足は胃潰瘍、Aはお乳の分泌、Pは血管に支障をきたします。

鉄分の不足は貧血。銅は成長が止まったり、髪の毛が赤茶けたりします。
亜鉛は精力や味覚、嗅覚が落ち、アトピーはじめ皮膚病の一因にもなります。アトピーの人は必ず亜鉛が不足しています。亜鉛が多く含まれる食べ物は、エビ、カニイカ、貝、牡蛎などです。植物では生姜が多く、ニンジンの400倍といわれています。
カリウムの不足は筋肉が弱り、マンガンは糖尿病。マグネシウムは精神病やガン。ケイ素不足は爪の伸びが悪くなり、髪の毛が生えなくなります。コバルトはビタミンB12ができなくなり、悪性貧血を起こします。


ニンジンは驚異の食物
私は30年前からニンジンとリンゴのジュースを推奨しています。ジューサー(ミキサーではない)にニンジン2本、リンゴ1個を入れて作りますが、お通じやお小水の出が良くなりますし、肝機能、肩こり、血圧に効果を発揮します。ニンジンには、人間の身体に必要なビタミン、ミネラルが全部含まれています。騙されたと思って今日から試してください。

また、漢方には「相似の理論」というのがあります。人間を植物に例えると、腰から下は根に当たります。年齢を重ねると腰や膝が痛み、お小水に力がなくなり、インポテンツ、足のむくみ等が出てきます。
そういう時は、ゴボウ、ニンジン、レンコン、玉ねぎをしっかり食べて下さい。「ゴボウ5時間、ニンジン2時間、山芋たちまち」という言葉もあります。

ニンジンは色が赤く、貧血にもいい。結婚して15年間子供ができなかった方が、ニンジンジュースを飲み始めてすぐに妊娠したり、7年間子供ができずにいた方に双子ができたりで、私は”妊娠ジュース”などと呼んでいます。命が生まれるくらいですから非常にいいのです。胃の悪い人はキャベツ、むくみのある人はキュウリ、糖尿病のある人は玉ねぎを少量加えるといいですね。


繊維質は第六の栄養素
いま医学界や栄養学界で最も注目されているのが活性酸素という物質です。老化、動脈硬化、ガン、リウマチ等の原因になるといわれています。
万病を予防する、老化を防ぐには、活性酸素を除去する物質・スカベンジャーが必要です。体内のスカベンジャーは40歳を過ぎると次第に減少します。
唾液にはペルオキシダーゼという酵素があります。一口30回噛むとよく出ますが、発ガン物質を30秒で解毒するといいます。

外から入る有名なスカベンジャーはビタミンA、C、Eです。ニンジンジュースがブームになったのはこれが含まれているからです。
お茶の中にもカテキンがあります。これには殺菌作用があります。生姜にもクルクミンという物質があります。リンゴ、サクランボ、ブドウ、プルーンはコーカサス原産の果物で、エラブ酸が入っています。

もう一つ大切なのが繊維です。最近になって、第六の栄養素と呼ばれるようになりました。
腸の中で吸収されずにだぶついているコレステロール中性脂肪、糖分、ダイオキシン、農薬、化学調味料などを吸収させずに体外に捨てる働きがあります。
特に海草と豆類は優秀で、毎日食べると牛乳、肉、卵など動物性食品を少々食べても大丈夫です。

アメリカ人は肉、卵、牛乳を摂りすぎて、ガン、脳卒中心筋梗塞になってしまいました。「栄養の目標」では、自分たちは自殺食を食べていたと発表され、国民の意識も変わってきました。
日本食、お米が身体にいいとして和食が高く評価され、いまや大変なブームとなっています。
しかし、皮肉なことに日本ではパン食の習慣が定着しているのです。


冷えと水と痛みの三角関係
どんなに健康な人でも冬山で遭難すると死んでしまいます。人間は、冷えると最後は死ぬのです。病気は「健康」と「死」の間に存在します。健康な状態から病気になり、そして死に至る。この病気をよくよく見つめると、「冷え」と「水」と「痛み」が非常に関連していることが分かります。
私はこれを石原式「冷えと水と痛みの三角関係」と名付け、学会でも発表しています。神経痛の人が雨の日、身体が冷えて痛くなるのもその一例です。

冷えた時には温めないといけません。元来、身体にはそういう作用が自然に備わっています。寝冷えをすると下痢をします。これは水様便で水を捨てて身体を温めようとしているのです。冷えて風邪をひくと鼻水やくしゃみが出ます。水を捨てて身体を温めようとしているのです。
偏頭痛もちの女性はよく嘔吐します。胃液で水を捨てて身体を温めようとしているのです。大病をすると寝汗をかきます。汗を捨てて身体を温めようとしているのです。お年寄に多い夜間頻尿は、お小水を捨てて身体を温めようとしているのです。

最近、子供のアレルギーが目立ちますが、結膜炎では涙、鼻炎ではくしゃみと鼻水、喘息では水様痰、アトピーでは湿疹等を通じて水を捨て、身体を温めようとしているのです。
漢方で昔から、アレルギーのことを水滞症とか水毒とか呼ぶ所以です。
水は人間の身体にとって最も必要なものですが、摂り過ぎると身体を冷やして害になるのです。


深刻化する小児成人病
しかし、残念なことに現代の日本人は水を摂り過ぎて身体を冷やしています。
冷えの傾向は子供にも顕著で、50年前と比較すると平均体温が1度下がっていると女子医大の医師が発表しています。
体温が36度に満たないばかりか動脈硬化に伴って目に現れる「老人輪」を持つ子供も増加し、ガンや心筋梗塞など小児成人病も深刻な状況にあります。
交通事故で死んだ子供の97%に動脈硬化の症状が認められたという報告もあります。 


街角には清涼飲料水が溢れ、子供も大人も必要以上に水分を摂取し、身体を冷やす甘いものや南方性の食べ物を多く摂っている現実があります。
身体を冷やす食品はバナナ、パイナップル、マンゴー、キウイ、レモン、カレー、コーヒー、緑茶、生野菜、酢の物、化学調味料など、さまざまです。

そのうえ運動不足とストレスが重なり、ますます身体を冷やしています。
現代医学では、水を多く摂ることや塩分を控えることが健康に良いとする傾向がありますが、これには問題があります。
ずんぐりむっくり、赤ら顔、頭の禿げた高血圧の人、心筋梗塞脳梗塞痛風といったたぐいの人には確かに良いかも知れませんが、色白で冷え症の人はむしろ塩分をしっかり摂らないと駄目なのです。


下半身デブは冷えが原因
女性の多くは冷え症で、40歳を過ぎると大根足や下半身デブが増えますが、これは冷えて水分の代謝が悪くなり、むくんだ状態になっているのです。
漢方では、むくみと肥満をほとんど区別しません。下半身が冷えると血液は上半身に昇り、動悸、肩こり、赤ら顔、シミ、イライラ、不眠症、吐き気、咳、口内炎、口臭などの症状を引き起こします。

人間の筋肉は70%以上が腰から下にありますから冷やさないことです。水分を摂り過ぎず、温めることが大切です。
自律神経失調症更年期障害が、足を温めただけで治るケースが多いのもそうした理由からです。

食べ物では、青、白、緑、藍色のものは身体を冷やすので極力控え、身体を温める赤、黒、橙、黄色のものを摂るよう心掛けるべきでしょう。
牛乳は白だから身体を冷やします。熱の高い赤ちゃんにはちょうどいいのですが、赤と白が混ざってピンクになる離乳期を過ぎると飲む必要はなくなるのです。世の中に、大人になってからもお乳を飲むという動物が存在しないことを見ても明白なことです。
乳製品で栄養を摂りたいのならチーズにするといいでしょう。色が黄色くなって硬くなります。
緑茶を飲む場合は梅干しを一緒に食べるとか、紅茶ならハチミツやジンジャーを加えるとかして利尿作用を受け持つものを併せる工夫が必要です。


冷えた身体にバイ菌が巣食う
要は温めることです。腰や腹が痛むとき、人はまず手をあてがいます。お手当て、すなわち手で温めることが最初の治療だったわけです。
肺炎、気管支炎、膀胱炎は炎症を起こして発熱し、食欲をなくしますが、現代医学では発熱に解熱剤を用い、沢山食べるように指導します。
そもそも、これが現代医学の誤りで、自然に沿っていないのです。

熱は必要だから出るということが分かっていない。炎症の原因はバイ菌ですから、熱を発して菌を殺そうとしているのです。熱には、バイ菌を殺したり、免疫力を高めたりする作用があるのです。
また、熱が出ることを裏返せば身体が冷えているということですし、食欲不振に陥るというのは食べ過ぎを示しているのです。

黴菌は汚いところにいます。地球上の要らないもの、死んだもの、余ったものを分解して土に戻すのがバイ菌の役目です。バイ菌が体内に入るということは、身体が汚れていると考えるべきです。
身体の汚れの原因はまず食べ過ぎです。そして、運動不足。老廃物が燃焼し切れないでいる。さらにはストレスです。血管が縮んで血行が悪くなり、冷えている。

いみじくもゲーテは「自然から離れると病気に近づく」と語っていますが、我々はもっと本能とか自然の現象に沿った生き方をしないといけません。
人間とて自然の産物ですから、食べたくない時は食べない、熱が出るときは無理をして下げないなど、自然に逆らわない姿勢が必要です。
現代医学は緊急医療としてはありがたい。しかし、慢性病に関しては疑問点が沢山あるのです。


温めるのが手当ての基本
さて、人間は「赤ちゃん」で生まれます。赤血球が多くて熱が高く、柔らかいのが特徴です。
しかし、歳をとると「白ちゃん」になります。白髪、白内障、白斑症など白くなります。白は雪の色、すなわち冷えの色です。

冷えるということは、水が氷になるように硬くなることも意味します。
ガン(癌)という病気はやまいだれに品の山と書きますが、品の山とは岩を表します。つまり硬いのです。
人間は、死ぬと冷えて硬くなります。病気も冷えと硬さがポイントです。肝炎は悪化が進むと肝硬変になります。腎臓も腎硬化症になります。

「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (19) 2022/2/6  「生命力の源『腎』・骨盤底筋」

もう10年も前から、数人の人に「ひとりごと・健康通信」などというのを書いてきたが、そんな記事を振り返りながら、この10年で健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・書いたものを整理したり、付け加えたりしながら書いています。

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「生命力の源『腎』・骨盤底筋」 2013年2月18日 

人間の体は20歳を過ぎた頃から徐々に衰えていくようです。若いときには気がつかなかったことが、50歳を越える頃から次々に出てきます。何も症状が出なくても、若いときから日常的に体を鍛えることの重要性が、いまになってよくわかるのです。

体の衰えは足から始まると言われていますが、東洋医学では「足腰の衰えが排尿・排便に異常をもたらす」と言います。

私の場合は、前立腺肥大とそれに伴う過活動膀胱があって、以前からやっていた柔軟・筋トレに、数年前から「骨盤底筋」の訓練も加えて、毎日やるようにしていますが、そう簡単には改善するものでもなく、日々の生活として生きている限り続けるつもりです。 

「骨盤底筋」は、昨年7月に書いた「腹横筋」を鍛えることにもなるので、腰痛にもいい影響をあたえることが期待できます。NHKのWebにもあるように、「呼吸法に合わせて、息を吐きながら行うと効果が高まる」ようです。


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排尿困難(出が悪い・漏れる・少ない)  東西薬局 猪越恭也先生の本から

老化は下半身から始まるといわれ、年をとると尿の出かたに異常が起こりやすいものです。足腰の力が弱くなるにつれて、尿や大便の出が悪くなってくるのです。尿意がなかったり、尿が漏れたり、便秘が続くといった症状はいずれもこうした下半身の衰弱が原因となっています。
中国医学では、人体の上の部分には心と肺、中央に脾胃(消化器系)、下に肝と腎があるとしていますが、下半身が弱ってくると、内臓では最も下方にある腎が弱り、ついで肝が弱ることになります。
中国医学でいう「腎」には、西洋医学で考える泌尿生殖器系、ホルモン系、カルシウム代謝(骨・歯・骨髄)、免疫系などが含まれており、下半身の衰弱は腎の衰弱(腎虚)を意味します。

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NHK あさイチ  2013年1月21日(月)  今日はとことん 骨盤底筋

今日は「骨盤底筋」を特集。
「骨盤底筋」とは、子宮やぼうこうといった下腹部の臓器を支える筋肉や「じん帯」などの総称で、ここを鍛えると、女性の下半身のトラブルを改善できることが医学的に証明されています。「あさイチ」でも、「尿もれ」、「便秘」、「性交痛」などへの効果をご紹介してきました。
しかしこの「骨盤底筋」、体内にあるため意識しづらいのが難点。「上手な鍛え方を知りたい!」という声があとを絶ちません。
そこで今回、「骨盤底筋」を主役に、最新事情を徹底取材。下半身だけでなく「冷え」や「姿勢」などの全身症状の改善にも効果的であることや、女性だけでなく男性にも有効だということがわかってきました。さらにフランスで実践されている、より効果的なトレーニング方法も紹介。
女性の若さと健康のカギを握る「骨盤底筋」の底力を、わかりやすくお伝えしました。 


あさイチプレイバック~骨盤底筋が衰えることで起こる症状~

骨盤底筋が衰えることで起こるさまざまな症状について、これまで「あさイチ」でお伝えしてきた内容の中から主なものをまとめてお伝えしました。
いずれの症状も、骨盤底筋トレーニングで改善することができます。ただし、症状の度合いによっては、手術が必要な場合もありますので、医師の診断に従ってください。

【腹圧性尿失禁】
せきやくしゃみをしたとき、重たい物を持ったときなど、お腹に力が加わることで起こる「尿もれ」。
【骨盤臓器脱】
ぼうこうや子宮などが膣(ちつ)の壁を押し出して外に出てきてしまう症状。
【直腸性便秘】
通常は排便の時に緩むはずの骨盤底筋が緩まなくなって、直腸に袋状のポケットができてしまい、そこに便がたまってしまうために起こる便秘。
【性交痛】
骨盤底筋の血行不良のため、膣が潤わなかったり、こわばったりすることで起こる。

姿勢も改善!フランス式 新トレーニング方法
産前産後の女性へのケアが進んでいるフランス。そこで注目されている、骨盤底筋の新しいトレーニング方法についてお伝えしました。
そのポイントは「呼吸法」。骨盤底筋を引き締めるとき、「息を吐きながら」行うという方法です。息を吐くときに、横隔膜が上にあがります。それに連動して、お腹の周りを取り囲む腹横筋、そして骨盤底筋も引き上げられます。この動きに合わせて肛門、膣、尿道を動かすと、引き締まる力が増して、鍛える効果が高まるといわれています。

<フランス式の新トレーニング方法>
医学博士のベルナデット・ド・ガスケさんが、自身の3度の出産経験をもとに、20年かけて指導した方法で、「ガスケ・アプローチ」と呼ばれています。
著書:「赤ちゃんと一緒に!ペリネのエクササイズ」(メディカ出版

<フランス式トレーニング方法のやり方>
スタジオで、理学療法士の重田美和さんに指導していただきました。
スタジオではイスに座った状態でトレーニングしましたが、立ちながらやっても、横に寝そべってやってもかまわないということです。

【肛門の動かし方】
1.両足の膝を開いて、足の裏を合わせた姿勢にします。
2.自分の尾骨に尻尾があると想像して、その尻尾を前の方に巻き込むイメージで肛門を締めます。
3.このとき、息を細く長く吐きながら締めていきます。
4.息を吐き終わったら、息を吸うことをあまり意識せず、自然な呼吸をしながら、肛門を緩めていきます。

尿道・膣の動かし方】
1.両足の膝をくっつけるようにし,足は離すようにします。
2.ズボンのチャックを下から上に締め上げるイメージで膣を締めます。尿道が意識しづらい人は膣をイメージして動かしてください。
3.このとき、息を細く長く吐きながら締めていきます。
4.息を吐き終わったら、息を吸うことをあまり意識せず、自然な呼吸をしながら、尿道もしくは膣を緩めていきます。

【回数】
締める、緩めるという動作を、肛門側、尿道、膣側それぞれ5回繰り返します。
これを1回につき、2~3セット繰り返します。
1日あたり、3~5回を目安にトレーニングしてください。
【注意】
妊娠中の方は、無理をしないようにしてください。
妊娠初期、高血圧、心疾患、呼吸器疾患のある方は、呼吸法を誤ってしまうと危険な場合もありますので注意が必要です。


男性の尿トラブルにも効果!
これまで骨盤底筋は「女性の若さと健康のカギ」だとお伝えしてきましたが、実は、男性の尿トラブルにも関係していて、トレーニングで症状が改善できることもわかっています。番組では、男性への電話インタビューをもとに症状を再現して、代表的な事例についてお伝えしました。

【排尿後尿滴下】
症状:40歳の男性の悩み。トイレで排尿するとき、キレが悪く、止めようと思っても最後にポタポタと出てしまう。さらに、出し終えたと思ってズボンをはいたあとに、微量の尿が漏れてしまう。
原因:骨盤底筋などの衰えのため尿を出し切る力が弱り、尿道の途中に尿が残ってしまう。

【過活動ぼうこう】
症状:53歳の男性の悩み。突然の激しい尿意が頻繁に襲う。外を歩いているとき、急に激しい尿意に襲われてトイレを探すこともしばしば。日中は1時間おきにトイレに行きたくなり、仕事に集中できない。夜も2時間おきくらいにトイレのために起きてしまい、寝不足気味になっている。
原因:骨盤底筋の衰えや前立腺の肥大のため、ぼうこうが過敏に尿意を感知して、頻尿になってしまう。

<男性の骨盤底筋トレーニングのポイント>
尿道を動かすときは、こうがんを持ち上げるような感覚で引き締めると、動かしやすいということです。

 

「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (18) 2021/11/4  「免疫・胃腸」

もう10年も前から、数人の人に「ひとりごと・健康通信」などというのを書いてきたが、そんな記事を振り返りながら、この10年で健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・書いたものを整理したり、付け加えたりしながら書いています。

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「免疫・胃腸」 2012年12月15日 

日常の体の不調や病気になって、はじめて健康の大切さを思い、生活を見直すきっかけにもなるのですが、新聞やテレビの健康に関する情報も食事や睡眠・運動・・そして心と体の深い関連を知る手がかりになります。

人の知識や経験がそのまま自分にもあてはまるとは限らないことにも注意しながら、私は人体実験をしながら体のようすを探っています。

最近、昔から言われている「腹八分目」に取り組んで、あきらかに体調が良くなっているのがわかります。
胃腸に負担をかける冷飲食をしないように心がけて、東洋医学で言う「水滞」や「湿熱」を改善することによって、西洋医学でも言われている「免疫力」を高めて、私の場合は「痛風」の痛みがこの1年出ていません。

以前も書きましたが・・〔 「湿熱」は、糖尿病、高脂血症、高血圧症、慢性関節リウマチ、胆石や腎結石、心筋梗塞動脈硬化症、脳卒中など、重大な病気につながりやすい体質〕 だと言われています。

今年になってから見るようになったTV番組から、いくつかひろってまとめてみました。 

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「主治医が見つかる診療所  テレビ東京

血管若返り   2012年5月7日放送 

「一度老化すると若返ることはない」と言われていた血管。しかし、最近の研究では血圧やコレステロール値が下がれば「血管は若返る」ということがわかってきた。血管が若返った人続出、長野県のある地域をご紹介!
いったいどのような方法で若返りが実現されたのか?
また、番組主治医でもある南雲医師は、実年齢56歳にして血管年齢26歳…その1日に密着し若さの秘訣を探る。

秋津医師解説:以前は「血管は一度老化すると若返らない」とされていたが、最近の研究では、血圧やコレステロール値が下がれば、「血管は若返る」ということが分かってきた。

血管が若返った人が続出!
長野県にある大岡地区。人口約1200人の半分が65歳以上という、高齢化が進んだ土地。
ここに血管がおよそ10歳も若返った方たちがいた!一体それはなぜ?
実はそれは、大岡診療所に勤務する内場廉(うちばきよし)医師によるものだった。
内場医師がやってきてから脳卒中患者が激減。特に血圧と動脈硬化に注目した内場医師は、PWV検査を実施し血管の老化を抑えようと独自の取り組みを始めた。果たしてその「血管若返り法」とは?

血管の老化とは?
●血管が老化すると、動脈硬化が加速度的に進行する。そのシステムとは?
千葉西総合病院の最新治療紹介

血管を若返らせた方法とは?
大岡診療所で、患者さんに必ず行う事は、「PWV検査」。これは、血圧や血管の硬さ、血管年齢などを詳しく計る検査。
「住民の血管の状態を、正しく知っておく」事が内場医師の方針。
そんな内場医師が提唱する「血管を若返らせる方法」を紹介。一人の患者さんの生活を追った。
すると、朝トイレの後、体重と血圧を計り、食事は野菜から先に、たっぷり食べていた。野菜から先に食べると、血糖値の上昇が緩やかになる。診療所の看護師たちも実践していた。
「血圧と体重を毎朝計る」事によって、今の自分を知る。さらに、「野菜を先に食べる」事で、動脈硬化を抑える食生活に改める事が大事。
通常、血圧は、年齢とともに上昇すると言われているが、大岡地区で7年連続検診を受けた人の平均値を見てみると、逆に下がっていた!
血管若返りの3つの習慣をぜひ試してみては?

番組主治医が本当に実践! 血管若返り法

秋津:「ブドウを皮ごと食べる」色の濃いブドウの皮のすぐ裏には、ポリフェノールが豊富に含まれている部分がある
新見:バランスよく食べて腹八分
南雲:22時~2時のゴールデンタイムに熟睡すると、若返りホルモンが分泌
森:少食
上山:我慢しない ストレスをためない

血管年齢26歳! 南雲医師に密着
南雲吉則(なぐも よしのり)ナグモクリニック総院長/専門:癌・乳腺専門、形成外科
南雲医師の1日に密着。様々な若返り法が登場。朝は自宅から勤務先まで早足で歩く。ごぼう茶を飲む。食事は1日1食。果物は皮ごと食べる。水シャワーで血行を良くする。1日1回の食事は玄米ご飯、なめこ汁 野菜おかずの3種盛りなど。葉ごと根ごと皮ごと食べるのがポリシー。これらを実践すれば若くいられるのだとか。

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誰でもカンタン 若返って病気知らずに!カンタン免疫力アップ法  2012年7月9日放送 

何となく知っている様で、ハッキリとは分からない「免疫」。
今回は、免疫の正体は何なのかを徹底解明。免疫力アップ法も紹介。
免疫学界の権威や、ある意外な方法で免疫力をアップさせている医師を取材!
スタジオでは、カンタンに作れる、ヨーグルトを使った免疫力アップレシピも紹介!
誰でもカンタンに免疫力アップできる方法の特集です。

免疫の正体とは
順天堂大学医学部 免疫学特任教授 奥村康医師
免疫の正体は、血液中のリンパ球。
例えるなら、ウイルスや悪い菌などと戦って倒してくれる、軍隊のようなもの。
そのリンパ球の約2割は、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)といい、お巡りさんの様に常に体内をパトロールして、ウイルスやがんをやっつける働きをしている。
しかしそのお巡りさん(NK細胞)は、歳をとると力が落ちる。
20代がピーク、50代で約半分、70代で約1/10になってしまう。

主治医解説
新見医師:
NK細胞は、免疫力のうちの約2割。
残りの約8割のリンパ球は、専門分野が決まっている。
予防接種は、軍隊を増やしている様なもの(特定の病気に対する免疫を増やしている) 

私たちの体の中には、5000~6000個のがん細胞が毎日生まれている。
それをNK細胞が毎日倒してくれているので、がんにならない。

◇1つ目のポイント
人の健康や若さに関する免疫力の、中心を担っているのはNK細胞

▽免疫力測定方法
NK細胞は、血液中にいるので採血で免疫力を測定できる。
血液の中から取り出したNK細胞を、がん細胞と戦わせ、一定時間でどれだけのがん細胞を倒したかで測定する。
免疫力基準値(参考値) 18~40
(男性23~50歳、女性21~55歳の平均値から算出)
※約7割の人がこの基準値に当てはまる

新見医師:
免疫は、バランスが大事だから、過ぎるのは良くないという意見もあるが、今回測定した免疫力は、がんに対する免疫なので、多いに越した事はないと考えられる。

免疫力アップには腸内環境がポイント
体内に取り込んだ、良い栄養や悪い細菌は、腸で吸収されるため、NK細胞は腸に多くスタンバイしている。
そのため、NK細胞の70%は腸にある。
腸には、NK細胞の強力なサポーターとなる乳酸菌がいる。
例えるなら、乳酸菌は居眠りをしているお巡りさん(NK細胞)を起こす、街の市民的存在。

主治医解説
秋津医師:
NK細胞は小腸に多くいる。
南雲医師:
体にはいくつものバリアがある。1番大切な所が小腸のリンパ。
免疫がよく働けば、腸の環境も良くなる。
そうすると、栄養環境も良くなるし、感染に対する防御機能も良くなる。
秋津医師:
善玉菌を増やすには、乳酸菌をたくさん摂る。
ヨーグルト、古漬け、ぬか漬け、キムチを食べるのが良い。

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知ればグングン寿命が延びる!血圧コントロールの最新術! 2012年9月3日放送


私たちの健康状態の重要なバロメーターの1つである、「血圧」について送る。
30歳以上の男性6割以上、女性4割以上が高血圧であるという現代

・高血圧で命の危険に・・・!高血圧の恐怖とは?
上山医師:
正常な血管の場合、脳の血管は血圧1500まで耐えると言われる。それを超えると正常な血管でも切れてしまう。しかし血管に傷が付いている場合や動脈硬化を起こしていると、ちょっと血圧が上がっただけでも切れてしまう。

秋津医師解説
上の血圧は心臓の勢いなので、緊張したりビックリすると上がり、心臓の動きを見る時に用いる
下の血圧は血管の伸び縮みなので、動脈硬化や年齢で上がり、血管を見る時に用いる

・血圧は1日の中で大きく変動する
24時間血圧計に挑戦。
その結果、高い時は上の血圧が173まで上がり、低い時は上の血圧が96まで下がるという、1日で大きな差が生じた。
1日で様々な数値が出てしまうので、平熱と同じように、自分のベースの血圧、平血圧を把握するようにする。

主治医解説
南雲医師:
ガイドラインだけで、どんどん薬を出して下さいという事になると、みんな薬を飲まなければいけなくなってしまうので、体重や食生活に気をつけようという目安として使ってもらいたい
姫野医師:
個々の患者によっては150ぐらいが調子いい人もいるので、その方々の至適血圧を加味しながら微調整するのが必要

≪主治医オススメ!血圧を下げる方法≫
秋津医師:食卓に調味料をおかない
台所で完成した料理をそのまま食べる。それだけで塩分を2~3割カットできる
新見医師:日常早足
歩くのも掃除もピッチを上げて少し早く行うと、それだけで運動になる
南雲医師:ゴボウ茶
ゴボウ茶にはカフェインがなく、カリウムが豊富で利尿作用がある
姫野医師:フレッシュ
熱を加えるとカリウムは減ってしまう。野菜などは出来れば生で食べる
上山医師:ゆっくり、楽しく!(減塩と運動)
自分を追い込み過ぎない事が大切。ストレスがあらゆることに一番悪い

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誰でもカンタンにできる!元気で病気知らずの免疫力アップ法 第2弾  2012年9月10日放送   

交感神経と副交感神経のバランス

安保徹教授(新潟大学)
交感神経と副交感神経
・人間の体は全てが自律神経の支配下にあり、多細胞生物の生きる根源が自律神経である
・副交感神経が優位の時に、免疫が働いて体が回復する
・副交感神経の弱点は、物理化学的な刺激に過敏になること
・自律神経のバランスが重要
・ちょい副優位が免疫力アップになる
・自律神経は交感神経と副交感神経の2種類からなる
 交感神経・・・活動時のアクセルの役割
 副交感神経・・・休息時のブレーキの役割                           

○副交感神経が優位になりすぎると、これらの症状が出る可能性も○
・食物アレルギー
アトピー性皮膚炎
・気管支ぜんそく
・花粉症
○交感神経が優位になりすぎると、これらの症状が出る可能性も○
胃潰瘍
・潰傷性大腸炎
動脈硬化
・糖尿病

上山医師解説
・ストレスは急には取れない
現代社会はアクセルをふかし気味

あなたの免疫力は?カンタンチェック
[交感神経と副交感神経 どちらが優位になりやすい?チェック]
1.肌の色は? A.色黒 B.色白
2.手足は? A.冷たい B.温かい
3.体型は? A.やせぎみ B.太り気味、太りやすい
4.便通は? A.不規則 B.規則的
5.睡眠時間は? A.6時間未満 B.6時間以上
6.生活リズムは? A.不規則・夜ふかし B.規則的・早寝早起き
7.薬は? A.1年以上常用している B.つらい時だけ飲む・飲まない
8.食事は? A.肉食中心 B.魚・野菜中心
9.酸っぱいもの・苦いものは? A.きらい・あまり食べない B.好き・よく食べる
10.お風呂は? A.暑いお湯で短時間 B.ぬるめのお湯で長時間
11.家庭・職場の人間関係は? A.悪い B.順調
12.今日できる事は? A.今日中に片付けたい B.明日になってもいいと思う
13.悩み事があると? A.くよくよする・一人で悩む B.発散する・なんとかなると思う
14.悲しい事があると? A.グッとこらえる B.涙を流す
15.最近心から? A.笑った事がない B.笑った事がある・良く笑う
16.モタモタした人を見ると? A.イライラする B.ゆったり待てる

結果(Aの合計で判定します)
0~3
副交感神経が優位になりぎみ
油断するとアレルギーや下痢になる可能性が
4~8
自律神経のバランスがとれていて免疫力は良好
風邪をひいても自然治癒するタイプ
9~16
交感神経が優位になりがち
免疫状態が低い可能性が

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この冬を病気知らずで乗り切る!カンタン免疫力アップ法 第3弾  2012年12月3日放送  http://www.tv-tokyo.co.jp/shujii/backnumber/121203/index.html

 笑いで免疫力アップ  枝廣篤昌院長(豊岡台病院)
・笑う事により、NK細胞の活性化が上がる
・年を取ると素直に大笑いできないが、誰でもカンタンに笑える方法が、笑いヨガ
・笑いヨガとは
1995年にインドのDr.カタリアが開発
ヨガの呼吸法を笑いに組み合わせた健康法
世界で約70か国が実践
・最近の研究では自律神経が、免疫細胞の一つである白血球にも影響している事が分かってきた
・ヨガ呼吸法で自律神経を整えることが、免疫力アップに繋がる
・笑いヨガはヨガの呼吸法で自律神経をコントロールするのと同時に、大笑いする事で免疫細胞を活性化する免疫力アップ法

笑いヨガのポイント
(1) より多く息を吐く
・体を起こして息を吸う ⇒ なるべく多くの息を吐き出す ⇒ 笑いながら息を吐き出す
◇ポイント◇ 笑いながら吐き出すと、より多くの息を吐き出す事ができる

(2) 面白くなくても笑う
笑う筋肉を動かす事で脳が騙されて、笑う時と同じ様な効果がある
通常:楽しい事を脳で認識してから笑う
笑いヨガ:とにかく笑うことで、脳が楽しくない事でも楽しいと認識
◇ポイント◇ 童心に返って無邪気な気持ちになる事が大事

(3) ミラー細胞
人間の脳にはミラー細胞があり、笑顔を見ると、それをマネしようという働きがある
笑いヨガは10~20人位の大勢でやると、より効果が得られる