「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (22) 2023/02/02  「めまいと自律神経・水滞」

10年ほど前から、「ひとりごと・健康通信」を書いてきたが、その後健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・振り返りながら書いています。

:::::

「めまいと自律神経・水滞」  2013年6月10日 

最近始まった「めまい」から学んだ記録です。

5月11日の朝、フトンから起き上がるとフワ-とするような「めまい」が・・・。何年か前に感じたこともある「これがメマイというものか」という軽いめまいはありましたが、それよりも一段と震度(?)が高いもので、歩き始めるとすぐに治まったようですが、何だろう?・・という?マークが残りました。

「めまい」は15日ごろ一旦治まったが、22日午後から急に「右腕の筋肉痛」が始まって、増減しながら夜になると歯ブラシも使えないほど痛くて、腕を少し回転させるだけでも顔をしかめるほど痛い。
これは後に「めまい」ともつながるいっしょの領域の症状であることがわかるのだが、しばらくしてようやく痛みの動機を思い出す・・前日だったか、いつものことで「プラスチックゴミ」に出す食品袋にオカズやソウザイのトレイをぎゅうぎゅう詰めに右手で強く押しこんだことが思いあたる。

いままでもその後で右手が痛くなった記憶もあったが、まさかここまで痛みが大きくなるとは・・最近体の中がそのようなことを引き起こす状態にあったことが、その後ようやく理解できることになるのです。


「右腕の筋肉痛」が26日ごろに気にならないぐらいに軽くなったのを待っていたように、その日寝床に横になるときに感じて翌朝また復活した「めまい」は、実験によると・・フトンの中で上体を起こした時にユラユラとくるもので、その後にフトンから出て立ったときはそれほど感じない。

どうやら、寝るときは頭に血が上り、起きるときは血が下がるときに、このところ自律神経の働きが悪くなっていたのか、寝・起きのときに血液の流れを調節する機能がうまく対応していないようだ。

外を歩くとき、冬は足の指で土をしっかりつかんで快適に歩いているが、夏はこの数年、暑いせいでだるくて足がふらつくのを感じてはいたので、これもめまいと根はいっしょなのか・・?。
毎日「柔軟」や「筋トレ」を続けてはいるが、体の年齢的衰え―東洋医学的には「腎虚」―は、じわじわと進んでいる。

5月は急に気温の変化が激しくなって自律神経が対応できなくなり―西洋医学的にはこれがストレスになって、東洋医学的には栄養や不要物を運んで体の熱を冷やす水(津)や血液(血)の流れ(気)が滞る(気滞・水滞)ために、「自律神経を不安定にさせる」ことが、「めまい」起こす原因のひとつであることはNHKの番組*からも関連づけられる。

:::

*NHK めまいをなくせ! http://www.nhk.or.jp/asaichi/2012/06/04/01.html

天気が変わりやすく気圧の変化が激しい、梅雨の時期。「めまい」を感じる方も多いのではないでしょうか。ひどい場合は起き上がれないほど強いめまいとなったり、吐き気や頭痛を伴う場合もあり、日常生活に大きく影響します。

「クラッとめまい」は自分で防げる
急に立ち上がった時や長時間立ち続けていると、一瞬目の前が真っ暗になる「クラッとめまい」。意識が薄れることで体のバランスを崩し、「クラッ」としてしまいます。

その正体は「起立性低血圧」という症状。寝ている状態から立ち上がった時、血圧が20以上下がってしまうことで立ちくらみをおこしているのです。

人間は、寝た状態から立ち上がると、重力で血液は下へ下がろうとします。そうならないよう、立ち上がると同時に自律神経が働いて末しょうの血管を収縮させ、血液を頭部まで滞りなく循環させます。しかし、自律神経が不安定な人は、その働きが鈍いため、血管を収縮させる指示が遅くなり、次第に頭から血液が下がっていってしまいます。これによって意識が薄れ、立ちくらみをおこしているのです。ひどくなると、失神する場合もあります。
この「クラッとめまい」は、ちょっとした生活習慣の改善を行うことで、多くの場合は自分で防ぐことができます。

ストレスが原因のめまいを緩和する方法として、ヨガも取り上げました。
腹式呼吸を繰り返し行うことで、自律神経を安定させ、体を動かす事で筋肉の緊張をほぐしストレスの緩和に効果があるといいます。


:::

血圧も高いのでケイカイはしていたが、前兆・前触れ(初期症状)・・(Webから) 


〔 ▼脳卒中の前兆・前触れ(初期症状)
・顔や腕・足が突然しびれたり脱力感を感じる。(特に身体の右もしくは左半分)
・話すことや理解することが出来なくなる。ろれつが回らなくなり、うまく喋れない。 

・目が片方もしくは両方とも見えにくくなる。
・突然にまともに歩けなくなる歩行障害、めまい、バランスや運動の協調障害。
・明らかな原因のない突然の頭痛が起こる。
・顔や手足が麻痺し、片側しか動かせなくなる。

脳梗塞の前兆・症状
・片方の手足・顔半分の麻痺・しびれが起こる。
・ろれつがまわらない、言葉が出ない、他人の言うことが理解できない。
・力はあるのに立てない、歩けない、フラフラする。
・片方の目が見えない、物が2つに見える、視野の半分が欠ける。 
などが起こります。 〕

・・・それらしき症状が見あたらないので、気が進まない検査のことも頭はかすめたが、いまは必要ないようだ。

それでも原因がわからないのは不安であるのと、せっかく学習する機会がめぐってきたのだと考えて、29日に再度検索で調べることにして、私にとっては劇的(?)にその原因がカスミの中から姿を見せはじめた。


関係ないように見える「めまい」と「右腕筋肉痛」が「自律神経・水滞」で結びついたという驚きと、これらの症状がこの2・3年、私の最大テーマになっている「水分代謝・水滞(水毒)・湿熱」の中に見えてきたという発見です。そこがまた東洋医学の不思議で面白いところなのかもしれません。

↓ 下(*参考)の説明にあるように・・

〔 交感神経が働きすぎて副交感神経が働かないと・・
1.血管が細くなり、血流が悪くなる。
2.免疫が弱くなり、ウイルスの活動が活発になる
3.過剰な水分が体の一部分に溜まりやすい
4.炎症を起こしやすくなる 
5.傷害部位が治りにくくなる 

めまいやメニエール・内耳炎は、内耳にリンパ液が溜まることで起きる。 〕


・交感神経(ストレス)・・血流悪化・・水滞が耳(脳かもしれない)に溜まる・・「めまい」
・交感神経(ストレス)・・血流悪化・・水滞が腕に「炎症」を起こす・・傷害部位が治りにくい
 ・・「右腕筋肉痛」

という関連性が見えてきて、あらためて日常生活を見直し、「冷飲食」「腹八分」「運動」「睡眠」「呼吸法」に注目し学習していきたい。

 


***


参考:

めまい大辞典  http://www.toriko-net.com/ 

知られざるめまいの真実 http://www.toriko-net.com/special/16spe.html 
めまいと自律神経失調症 http://www.toriko-net.com/special/17spe.html
めまいと東洋医学 http://www.toriko-net.com/special/21spe.html

これはコピーできない設定になっているので、要点をまとめて書いてみました。

:::

知られざるめまいの真実
実は多くのめまいの原因が科学的・西洋医学的にはまだ解明できていないことも多く、数千年の歴史のある東洋医学の考え方もめまいを改善させるために役に立つと思われます。

めまいと自律神経失調症
日常生活で一番よく起こるめまいの原因は自律神経失調症です。自律神経失調症の原因はストレスです。ストレスを過剰に受けると、自律神経のバランスが崩れます。
精神的ストレス、睡眠不足、背骨・骨盤のゆがみ、栄養・薬の過不足、暑すぎ・寒すぎなど気温変化もストレスになってめまいの原因になることがあります。

自律神経失調症は検査結果が明確に出ないことも多く、病院で原因不明のめまいの多くが自律神経失調症であるという報告があります。

交感神経が働きすぎて副交感神経が働かないと・・
1.血管が細くなり、血流が悪くなる。
 交感神経が過過剰に働くと、血管が細くなります。それが耳の中で起これば、三半規管や蝸牛などの器官に血液が届きにくくなると、平衡感覚を感じる機能が低下したり、神経が誤作動を起こしたりしてめまいを感じる場合があります。

2.免疫が弱くなり、ウイルスの活動が活発になる
 通常、多くの人はいくつかのウイルスに感染していますが、免疫力が高いときには、ウイルスは活動できません。しかし交感神経が過剰に働くことでウイルスに対する免疫力が低下するとウイルスが活動を始めてしまい、・・それが耳の中で起こると、メニエール・内耳炎・前庭神経炎などの原因ではないかという説があります。

3.過剰な水分が体の一部分に溜まりやすい

4.炎症を起こしやすくなる
 炎症を起こした部分は、体の水分が集まってきます。例えば、火傷には水ぶくれが、膝などに水が溜まるように、体は円勝負に水を溜めて冷やす能力が備わっています。それが耳のリンパ液などに起こると、メニエールのような状態になると思われます。実は、交感神経が過剰に働くと、体のどこか―その人の弱いところで炎症が起きやすくなリ、耳の中で起こるとめまいを起こすようになります。

5.傷害部位が治りにくくなる
 体には自然治癒力が備わっています。薬などを飲まなくても、自然に体の病気やケガを治そうとする働きです。自律神経失調症になり交感神経が過剰に働くと、それと引き換えに副交感神経は働けなくなります。
この副交感神経が働かないと、自然治癒力も働かせることができないので、病気やケガが非常に治りにくい状態になり、めまいがなかなか治らないのはこのためです。


めまいと東洋医学
東洋医学では「気・血・水(津)」が滞りなく全身をめぐっていれば病気はしないと言われています。
「気」が滞りなく流れていれば、「血」も滞りなく流れ、「水」も滞りなく流れるため「気」も滞りなく流れて、「気血水」は互いに影響しあっています。流れる水は腐らないように、気血水が流れていれば、体は悪くならないと言われています。

めまいは水毒症の症状
東洋医学で言う「水毒症」は、水の流れが滞るだけでなく、水が偏在―体のある部位に多く、ある部位に少ない、あるいは体全体に多い―ということもあります。
西洋医学的な回転性のめまいやメニエール・内耳炎などのめまいもは、内耳にリンパ液が溜まることで起きます。
むくみはいかにも水毒症という感じですが、関節に水毒が溜まればリウマチ、気管に溜まると喘息というように、水毒はいろいろな症状に関連しています。ちなみにめまいのときに吐き気や嘔吐しやすいのは、胃の中の余分な水分を出しているのです。
東洋医学では耳と腎臓は関連しあっていると考えていますので、水毒=むくみ(腎臓の機能低下―腎虚)=めまいという図式は解りやすいと思います。

水毒症のめまい対策
水毒症は、余分な水分を摂らないように心がけましょう。特に冷たい水は体を冷やし、気血水の流れを滞らせてしまうので、常温やぬるま湯で飲むことをおすすめします。またスポーツや、医師に水をこまめに摂るように言われた方以外は、頻繁に飲むのはやめましょう。確かに水は体に必要なものですが、「過ぎたるはおよばざるがごとし」です。
更に、気血水の流れを良くするために軽い運動や体操をするのは良いことで、その後は体から余分な水分が抜けるので、ぬるま湯などを飲むといいでしょう。水毒症の方は「水分を摂る前に水分を出す」ことが重要です。


:::

解説の中で、特に思いあたることは・・・

〔 よく起こるめまいの原因は自律神経失調症です。自律神経失調症の原因はストレスです。ストレスを過剰に受けると、自律神経のバランスが崩れます。
精神的ストレス、睡眠不足、栄養の過不足、暑すぎ・寒すぎなど気温変化もストレスになってめまいの原因になることがあります。〕

今回のめまいには、基本的に年齢的な体のおとろえ「腎虚」があることは感じている。 

寒い冬は快適に歩いて家に帰った頃は体がぽかぽかして何とも気持がよいのだが、夏は暑さと湿度が高いために家の中にいても、外を歩くのもだるいだけでなく、数年前から足元がふらつくのを感じていた。

これらの現象もどうやら、若いときからの冷飲食・過食による脾胃気虚―胃腸の働きが悪くなり、水分代謝の機能が低下する―から始まった水滞(水毒)と、そこに長い間に熱が加わって進み―わかりやすく言えば、体をめぐる水分がドロドロになる―湿熱の状態になっている・・・その関連が理解できる。

考えられる原因は「自律神経失調」にもあるようなので、日々の生活で思いつくことは、最近学習して意識するようになった「体内時計」を整えること・・睡眠・食生活との関連性にもあるようです。


「湿熱」については私の生涯の課題でもあり、健康通信*にも昨年に書きましたが、高血圧・痛風・陰部の痒み・・等を体験しているところです。

〔*「湿熱」は、糖尿病、高脂血症、高血圧、慢性関節リウマチ、胆石や腎結石、心筋梗塞動脈硬化脳卒中など、重大な病気につながりやすい体質。先延ばしにせず、生活を改善することが重要。冷たい飲料や食べ物の過剰摂取やストレスの多い生活は、肺と脾胃の働きを直撃し、気をつくるのを妨げ糖尿病の進行を促進させてしまいます。生活を改善することが重要です。〕

・・ということですので、危機感をもって「生活の改善」に取り組んでいきたいと思っています。