「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (23) 2023/07/18  「夏をどうのりきるか」 

10年ほど前から、「ひとりごと・健康通信」を書いてきたが、その後健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・振り返りながら書いています。

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 「夏をどうのりきるか」   2013年7月14日 

みなさん この夏をどのようにお過ごしでしょうか。

37度を超えるような暑い気温の連続で、何もしたくないけれど・・逆に、何かしてないと時間のたつのが遅くてかえってきつい気分になることもあって、何とか書いてみることにしました。

熱中症とか、脱水症とか・・確かに年齢が増すにしたがって、体力的にも夏の暑さにどう対処するか・・・これは体にも心にも大きな課題となり、その学習と対応が迫られるようです。

いままでに書いたこともありますが、主に東洋医学関連の相談に行き、メールでも相談している宮下さんに最近送受信したものを載せてみました。

 

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宮下さんに ・・・米山 から 「夏をどうのりきる」 2013/07/13

宮下さん 今年は梅雨明けが早くて、たいして雨が降らないうちに急に猛暑・熱帯夜が続いて、私に限らずみなさん大変な日々を、とまどいながら過ごしているのではないか、などとテレビを見ながら人々のことまで考えるほど大変な精神状況です。

熱中症のニュースでは、「エアコンの設定28度」「こまめに水分と食塩を」と繰り返されていますが、私も含めて年配者はエアコンを使わない人も多いようです。

私の場合は、冬の「薄着・暖房抑制」といっしょで、自律神経訓練の意味もあって、この年齢までそれでやってきたのですから、まあ体力や生命力の衰えもありますが・・エアコンを使い始めるとキリがなくなるようで、それに冷え等の問題もあるでしょうから・・・使わないでどうにか工夫して乗り切りたいと思っています。


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その梅雨明けの7月6日から急に変わったのは、すでに私のテーマになっていた飲む水の量と尿量と食事量の急な変化です。

あんなに減らすことを考えていた尿量1800ml前後・7/5-1650から、7/6-1450で1500を切って、1350,1220,1190,1270,1330,1300となって、色も濃くなってきたので、多少キキカン(?)も感じて、6日からは冷倉庫の水を「冷飲食抑制」にもかかわらず100~200mlずつ飲むようになりましたが、それでも尿量は増えないでみんな汗となってしまうようです。
せんじ薬もポット温水から冷蔵に変えました。多分、1日の飲水量は1リットルは増えているでしょう。


たまたま知人からいただいた直径10cmあまりで長さ30cmもある東北産の大キュウリを、昨年から始めたレモンと同じように、酢と蜂蜜液に漬けて冷蔵し、食後や寝る前に食べていますが、食欲が落ちてムリに2食半を食べているようなときに、これはさわやかな清涼感を運んでくれるので、救いであり楽しみでもあります。

*キュウリなどの夏の野菜の効果について、いただいた方に送ったメールの中から、下に参考に載せてみました。


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急に暑くなって、急激に温水でなく冷蔵庫の水を1リットルも飲むようになって、気のせいか胃に溜まっているような感じもして、「脾胃気虚・湿熱」も気になるところですが、いまのところ懸念した「陰部かゆみ」もたまに感じる程度で、薬を使うほどではないので、この2年姿を現わしていない(?)「痛風の痛み」とともに見守っています。

「脾胃気虚・湿熱」は、冷飲食のこともありますが、5・6月ごろからの「腹八分」で後重感・胃腸モタレがなくなったことから考えて、その効果も出ているように思います。

冷たい水は・・夏に時たま飲むビールは別にして、どんなジュースよりもうまくて、ワカッチャイルケドやめられないので、口の中で少し留めて飲むようにはしていますが・・。


問題は「食欲の減退」です。ソウメンとかヒヤムギなんていうのも思い浮かびますが、野菜とタンパクだけはどうにか摂りたいので、「腹七分」ていどは頑張って食べていますが「五分」ぐらいに減らしたい気持です。魚も焼くのが暑いので、その分タコ・貝やソウザイで補うようにしています。

消化吸収や代謝の活動を減らさない方がいいと考えて、多少無理してでも食べるようにした方がいいのではないかと思いますが、どう考えたらいいのでしょう・・・。


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日中37度の中で、扇風機の微風と首に巻いた保冷剤、頭がのぼせたようにボーっとしてくると、救いは何よりも日に数回の「水ブロ」です。

プールと同じぐらいか、28度程度の水道水を10cmあまり入れて、炊事用のボールですくって肩・背中にかけるのは、ほてった体が冷やされて生きかえったようになるのが、何とも気持いいのです。時には腰水のまま新聞を読んだりすることもあります。

毎日全国で熱中症で救急車に運ばれる年配者の人たちがいますが、そのような人たちにもおすすめしたい気持です。エアコンもそう簡単ではないし、確かに「こまめに水分と食塩を」も脱水には速必要ですが、熱中症の状況では中から冷やす前に、まず外から体の表面から水で冷やすのが効果的で速いように思われます。


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それにしても、いろいろの情報や医者の言葉もありますが、その人の適量の水分量というのは、季節やその人の生活や体の状態にもよりますので・・すぐには答えの出ない私のこれからも続く大きなテーマです。

今日はいくぶんか楽なようですが、まだまだ苦役(?)は待っているようです。暑いのにまぎれるようにどうにか書いてしまいましたが、暑くてお忙しい中で、いつか時間がありましたら、ひとこと書いていただければ学習を進める参考になります。


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宮下さんからの返信  2013/07/13

米山 真幸 様

いつもありがとうございます。

早速ですが、
暑さで食欲が低下している場合でも、食事は腹7~8分摂った方が良いです。

理由としては、

暑い → 体が疲れる(胃も疲れる) → 食欲がない → 食事を摂らない 
→ 体の疲れが回復しない(胃の元気も回復しない) → もっと食欲がなくなる
→ 更に食事を摂らない → 体の疲れが回復しない(胃の元気も回復しない) → もっと食欲がなくなる
→ 更に食事を摂らない → 体の疲れが回復しない(胃の元気も回復しない) → もっと食欲がなくなる
          ↓
          ↓ 同じことを繰り返す
          ↓
→ 最終的に回復しないどころか、気力・体力が減退 → 栄養失調で起きれなくなる 

 

夏バテの簡単な構図ですが、大抵の方は途中で気づき、
消化の良いもの、さっぱりとして食べれるものから徐々に食べていき、
通常の食事に戻ります。

米山さんの状態は、夏バテの初期段階です。
今の時点で食事を減らさなければ、大丈夫ですよ。

また、夏野菜は、夏に食べやすいものや栄養価が高いもの、
水分補給も兼ねられるものがあるので、お勧めです。

メールにも書いてあった、きゅうりをはじめ、じゃがいも
とまと、なす、ピーマン、かぼちゃ、スイカ、枝豆などです。

たんぱく質も食べるものを摂っていれば大丈夫ですよ。
冷奴などでも、暑いときは体をクールダウンしてくれるので、
問題ありません。

それでは、また何かありましたらご連絡ください。

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八王子東西薬局  宮下 洋輔

 

。。。
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Kさん 楽しい野菜いっぱいゴチソウサマ   2013/07/02

先月27日に、いつも健康の相談に行っている東西薬局の宮下さんが、これから暑い夏をのりきるのに「熱中症対策では、水をいっぱい飲むよりも、ウリやスイカなどのほうが、体のよけいな熱をとってくれる(食べ過ぎると体を冷やす)だけでなく、カリウムなどが食塩のナトリウムを体から追い出す働きをして、体の水分・血液の流れを良くしてくれる」と聴きました。

キュウリと子どもの頃食べたマクワウリぐらいしか知らなかったのですが、さっそくあの本格的なウリを切って口にほおばりながら、野菜炒めにも加えました。東北産でしたか(?)・・あの紙に書いてあったような・・・。

そして、今日2日の午前中、タマネギをいつものように、毎日の野菜炒めに入れるために、細く切って酢につけました。
タマネギは外側の皮に確か血流にいい成分があると聴いていたので、捨てないで利用していましたが、外側のその茶色の皮の下にきれいな紫色が見えました。

連想ゲームではありませんが、むかし中学校で子どもたちが喜んだ楽しい「紫キャベツの実験」を思い出したのです。紫キャベツは、アルコ-ルで抽出しないでも・・例えば家で、そのまま酢(酸)を加えたり、重曹(アルカリ)をかけたりするときれいな色に変化する記憶があって、私もむかし酒を飲みながら楽しんだことを思い出しますが・・・。

タマネギは酢づけにして、紫色の皮が少ししか残っていなかったので、結果は出ませんでしたが、なつかしい昔を思い出して、いろいろ想像をめぐらして、検索をしてあらためて学習し、楽しい時間をすごすことができました。


ブドウはできるだけ摂りたいと思って、血糖上昇に気をつけながら、レーズンを欠かさず食べていますので、ここでまたアントシアニンのことも調べてみました。


東西薬局の猪越先生の本には、ブドウは・・
疲労回復、病中病後の栄養補給に即効性。
・尿の出をよくし、腎機能を高めて、ムクミを解消する。
・喉や肺を潤すので、咳を鎮める作用。
・皮や種子には、抗酸化物質や、血栓ができるのを防ぐポリフェノールが含まれるので、脳卒中や心臓病にもよい。

とあります。タマネギには・・
血栓を予防する。抗酸化が豊かなフラボノイドの一つであるケルセチンを、最も吸収のよい形で含んでいる。心臓病、脳卒中を予防し、糖尿病にもよい。
・含まれるグルタチオンは、炎症を抑える作用があり、気管支喘息の抑制効果や、胃ガンを予防する効果もある。
生活習慣病の予防、改善に役立つ野菜である。


薬は、できるだけ飲まないで、医食同源・・食べものに注意して、それで病気になったらあきらめるしかない覚悟(?)です。