「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (14) 2021/1/10 「ナッツ」2012年6月27日

もう10年も前から、数人の人に「ひとりごと・健康通信」などというのを書いてきたが、そんな記事を振り返りながら、この10年で健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・書いたものを整理したり、付け加えたりしながら書いています。

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「ナッツ」  2012年6月27日

ナッツはビタミンEが豊富で、老化防止に効果があることは以前から聞いていましたが、ピーナッツは食べ始めると止まらなくなりますので、この頃は10粒~20粒止まりにしています。どういうわけか、アーモンドは少量でもやめられます。ピーナッツもアーモンドも、だいたい10粒で10グラムが60Kcal程度のようです。「糖化」をやわらげる効果もあるといいます。


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意外に体にいいナッツ類 生活習慣病の予防も  朝日 2011年1月18日

 クルミやアーモンド、ピスタチオなどのナッツ類。高カロリーで太ると思って敬遠していませんか。実は栄養バランスがとてもよく、生活習慣病の予防や老化防止に役立つとわかってきました。

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 ナッツが大好きな私。大きな袋で買ってきてはポリポリポリ……。一気に半分食べてしまうことも。でもナッツは脂肪が多いというし、さすがに体に悪いかなと不安になり、専門家に聞いてみた。

 日本臨床栄養学会の板倉弘重理事長は「たしかにナッツの主成分は脂肪です。しかし、そのほとんどはαリノレン酸オレイン酸といった健康によいとされる油。動脈硬化を防ぎ、脳梗塞(こうそく)や心臓病のリスクを減らすなどの効果があります」と話す。

 αリノレン酸とは体内でつくることのできない必須脂肪酸血栓防止や中性脂肪の低下、炎症抑制などの作用が注目されている。

 一方、オレイン酸はオリーブオイルに豊富に含まれることで知られ、悪玉と呼ばれるLDLコレステロールを減らす働きがある。

 さらにうれしいことに、ナッツには、ビタミンやポリフェノールなど抗酸化物質も多いという。

 抗酸化物質は、がんや老化の誘因となる活性酸素を消す。いわゆるアンチエイジングにも役立つというわけだ。油の酸化を防ぐため、ナッツの脂肪の長所も最大限に生かされるという。

 「ナッツはたんぱく質も含み、栄養価が非常に高い。食べないのはもったいない」と板倉さん。

 欧米では、ナッツの健康への効能を示すデータが次々と報告されている。

 日本でも、九州大の今泉勝己特任教授(栄養化学)らが調査した。男女40人に4週間、1日の摂取エネルギーの12.5%をクルミから取ってもらったところ、男女ともLDL値が低下した。

 「日本の食事にクルミを加えても、欧米の研究と同様の結果が出たのは意義がある」と今泉さん。

 LDLが減ったのは、αリノレン酸オレイン酸に加え、必須脂肪酸リノール酸、ミネラル、食物繊維、アミノ酸などがバランスよく含まれるためと見ている。

 お茶の水女子大大学院の近藤和雄教授(臨床栄養学)によると、ナッツはダイエット効果も期待できるそうだ。

 海外では「ナッツを週5回以上食べる人のBMI(肥満度を示す体格指数)は、ほとんど食べない人と比べ低かった」「肥満の人たちがアーモンドを食べたら体重もBMIも低下した」などの報告がある。

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 とはいえ、私のような食べ方はやはりカロリー過多だそうだ。間食と考え、「1日約200キロカロリー、片手で軽く一握り分くらい」が適量と教わった。そのぶん、ほかの間食は控えよう。

 近藤さんは「少しずつ成分が違うのでいろんな種類を。油や塩が無添加のものがよい」と勧める。

 相変わらず、職場の机にもナッツを忍ばせ、小腹がすいたときにかじっているが、必ず小分けにして適量を守るようになった。家では、サラダやトーストに加えて楽しんでいる。(内山美木)

 ◆インフォメーション

 ここ数年、ナッツの中で存在感が高まっているのがアーモンドだ。カリフォルニア・アーモンド協会によると、日本での売り上げは倍増。ミス・ユニバース日本代表に栄養指導するオーストラリア出身のエリカ・アンギャルさんが著書などでアーモンドが美容によいと紹介したためだという。同協会は「健康志向で塩や油を使わない商品が増えました」と話している。

http://www.asahi.com/health/hiketsu/TKY201101170207.html


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美と健康の宝箱 ナッツ   NHK 2012・5・30

今、美容や健康を気づかう女性に人気の「ナッツ」。アーモンドを食べると老化の指標となる数値が減るという最新の研究や、アーモンドを気軽に料理の中でとれるウラ技、くるみをダイエットに役立てる方法などを紹介しました。

※アーモンドなどのナッツを食べると、アレルギー症状が出る方がいます。不安のある方は、最初は、一粒だけ食べてようすを見るなど、ご注意ください。
※ご出演の井上先生によると、1日に、くるみやアーモンドを食べる適量は、無塩の素焼きのもので、あわせて片手に軽く一杯程度です。くれぐれも食べ過ぎにはご注意ください。
※ナッツには、食物繊維が豊富に含まれています。そのため、食べ過ぎるとお腹の調子が悪くなる可能性がありますので、ご注意ください。

【イチおし】
・栄養満点!ナッツの正体
・アーモンドで老化予防!
・驚きの便秘改善効果
・えっ!“くるみ”でダイエット!

ナッツの正体は?
アーモンドやくるみ、ピスタチオなど、ナッツ類は種の中の「仁」。仁の部分を私たちは食べています。「仁」は、芽を出してみずから光合成ができるようになるための栄養分をため込んでいる部分です。
だからさまざまなな栄養がぎゅっと凝縮しているんです。

“糖化”を抑えるアーモンド
“糖化”とは、体内の糖がタンパク質と結びつくことによってAGEという老化物質に変わること。
AGEは、皮膚の「しわ」や「たるみ」の原因になるなど、体の老化と大きく関係しています。アーモンドには、“糖化”を抑える働きがあり、その結果、体の中のAGE値が減るのです。

アーモンドはいつどのくらい食べると効果的?
慶應義塾大学の井上教授の研究によると、1日25グラム、25粒程度(アーモンドはおよそ1粒1グラムです。)を毎食後にわけて食べるのがおすすめです。目安は、“片手に軽く一杯”です。
「無塩」「素焼き」のものがおすすめです。

【アーモンドのとり方】
・1日25グラム
・毎食にわけて
・無塩で素焼き

アーモンドで便秘改善!
アーモンドには、ごぼうの2倍、さつまいもの4倍の食物繊維が含まれています。
食物繊維で便のかさが増し、脂肪分で便をなめらかにして排出しやすくなります。
※便秘のタイプによっては、食物繊維によって、より便秘が悪化する方もいらっしゃいますのでご注意ください。

http://www.nhk.or.jp/asaichi/2012/05/30/01.html

アーモンドの花 

「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (13) 2020/12/3 「股関節:足腰ヒザ痛の真犯人」2012年4月3日  

もう10年も前から、数人の人に「ひとりごと・健康通信」などというのを書いてきたが、そんな記事を振り返りながら、この10年で健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・書いたものを整理したり、付け加えたりしながら書いています。

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「股関節:40代から特にキケン!とれない足腰ヒザ痛の真犯人」 2012年4月3日

「膝関節症」の予防のため、かなり前から、両手に重りを持ってのスクワットとともに、古タイヤのチューブを使って、大腿筋・腹筋の強化なども多少はやっていましたが、最近原因不明のヒザの痛みがあって、・イスや机に軽く手を突いてのスクワットを日に何回かやるようにしています。
立ち上がってヒザをのばしきらないうちに止めて、イスに座る前の位置で止めたり、きつくなると座ったりして、加減しながらゆっくり動くと、筋肉に効いてくるのがわかります。
お茶を飲むときの、湯が沸くまでの2・3分待っているときなど・・生活の中にちょっとしたタイミングを見つけて取り入れるように、習慣化しようと思っています。
前に書いたような気がしますが、私の唯一の望みは「死ぬまで歩く」ことですので、その実現に向けて、困難な道を一歩ずつ進みたいと思います。

・・タイミングよいNHKと朝日の・・「股関節」に注目しています。

注目
歩いているときや座っているときにも、姿勢によって骨盤が傾いて、・・歳とってひざの関節の軟骨が減り膝関節症になる人が多いのと同様に・・・股関節の軟骨も減るという。
ただ、一度減ると再生しないと聴いていた軟骨が再生したということをここで聞いて、人間もトカゲにはおよばないとしても、生物にそなわっている「自己を守り、治そうとする能力」をあらためて認識した思いです。

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40代から特にキケン!とれない足腰ヒザ痛の真犯人
NHK:2012年02月01日放送

治らない腰の痛みや、原因不明の膝の痛み、そしてどこともつかない足の痛みなど・・・。
誰もが一度は経験したことのあるような症状ですが、ひょっとすると全然別のある場所の異変が隠されているかもしれないんです。
その場所とは「股関節」。
普段はあまり気にしない場所ですが、ここを痛めてしまうと本当に大変!
まさに体重を受け止める体の要だからです。
特にキケンなのは、40~50代の女性!
しかも股関節の異変は、気づきにくいのが特徴です。
一体なぜなんでしょう?
番組ではその謎を解き明かすため、股関節の仕組みを徹底解剖します。
股関節に要注意の姿勢や痛みを取る意外な治療法まで、大切な股関節を守るための情報満載でお届けします。

一度は気にかけてほしい股関節
股関節の病気は、驚くほど気づきにくいのが特徴です。
しかし症状が進行すると、生活が大きく制限されてしまいます。多くの方は、発症年齢も若く、働き盛りで家族の中心、しかも治療は個人差が大きく決定打はない。
当初はなんて残酷な病気だろうと感じていました。
ところが、お会いした患者さん達の明るいこと。予想とのギャップに驚きましたが、明るさの裏には納得のいく治療を自ら選んだ、自信があるのだと感じました。
変形性股関節症は決して簡単な病気ではありませんが、一人でも多くの方が早く発見して、納得のできる治療を選んでほしい、そんな思いで作った番組です。

元気な40代が突然歩けなくなる!?
都内に住む会社員のAさんは、去年3月からキリキリする膝の痛みに悩まされてきました。
しかし、整形外科に行っても異常なし。
マッサージなどの治療に通ったものの改善せず、仕事と家事に追われる忙しい生活の中で、半ばあきらめかけていました。
そんな時、突然股関節がはずれたような激しい症状に襲われ、歩くことも困難に。
検査の結果、股関節の病気だと分かり、治療を受けました。
一方、プロゴルファーのBさんは、若い時から腰痛に悩まされており、治療を試みるも一向に改善しませんでした。
そんな中、2年前にやはり股関節の激痛に襲われ、寝返りも打てないほどの状態に。
手術を経て股関節の痛みが取れると、何と長年の腰痛まですっかり治ってしまったそうです。
それまでは二人とも40代の健康な女性。その二人を襲ったのは、同じ股関節の病気です。しかし、二人とも激痛になるまで異変に気づかなかったばかりか、股関節が治ったら、膝や腰の痛みもなくなったそうです。
実はこうした症状は、股関節の病気にかかった多くの人に共通しています。痛みが出る場所は、腰や膝、足の様々な場所に及び、なかなか特定できません。
さらに40代から50代の女性が多いのも特徴です。
一体どうしてなんでしょうか?

おわんの浅い人は股関節に要注意!
人間の股関節は、ボール状の足の骨が、おわん状の骨盤のくぼみにはまりこみ、それが骨盤から斜め横にはり出すという独特の形をしています。そのおかげで、足を内側や外側に大きく動かす自由な動きができる一方、周囲の筋肉で強い圧力をかけないと、安定して動かすことができない仕組みになっています。
その圧力は、歩くだけでピーク時に体重のおよそ4倍、床からの立ち上がり動作ではピーク時に体重のおよそ
7倍もの力が片足の股関節にかかるほどです。
しかし、この仕組みは皆同じ。ではなぜ病気になる人とならない人がいるのでしょうか。


その違いはX線写真で簡単に見分けることができるものでした。
股関節の激痛は「変形性股関節症」という病気によるもので、ボールとおわんの間の軟骨がすり減って炎症を起こすことで痛みが生じていました。さらに炎症の起きている人のX線写真と、そうでない人のものを比べると、何とおわんそのものの深さが大きく違っていたのです。
つまり痛みが出た原因は、骨盤側のおわんが浅いことで、軟骨がすり減りやすいことだったんです。
実は女性は男性に比べておわんが浅い傾向があり、おわんの浅さと長年の負担が重なって、40代以降に発病するケースが多く見られるのです。

姿勢の悪い人も股関節に要注意!
一方、おわんは浅くないのに変形性股関節症になる人が増えているという医師もいます。


その原因の一つに「姿勢の異常」があると考えられています。
実際、注意が必要なのはどんな姿勢なのでしょうか?
京都大学の建内宏重先生の協力で、街ゆく人の姿勢をチェックしました。すると、およそ3分の2が要注意と判明!
共通する特徴は、おなかが前につきだすことで、骨盤が後ろに傾いていることです。
骨盤が後ろに傾くと、股関節のおわんのかぶりが浅くなってしまい、一つの場所にかかる負担が増していきます。
シミュレーションの結果、骨盤の後傾した姿勢は、よい姿勢に比べて平均でおよそ2割も股関節への負担が増すことがわかりました。
さらに加齢とともに背中がまがる場合も、それを補うために骨盤が後ろに傾いていきます。バランスを取れるうちはいいのですが、もう傾けないほどの状態になると、一気にバランスが崩れ「姿勢の異常」とよべる状態になってしまいます。こうした姿勢の悪化が原因で、股関節の病気を発症するケースが増えているというのです。

痛み軽減の秘策は貧乏ゆすり!?
負担のかかる場所だけに、痛みが出ると対策が難しいのも股関節の特徴です。
そんな中意外な治療法で成果をあげてきた病院があります。
その治療法とは何と「貧乏ゆすり」!
手術後のリハビリの一環として導入したところ、およそ6割で軟骨の生成を促す効果がみられたといいます。
久留米市の主婦Cさんは、手術をせず、貧乏ゆすりと負担をかけない生活の見直しだけで、痛みの改善に取り組んできました。その結果、本人が感じる痛みが軽減されただけでなく、4年前と比べると関節の隙間がしっかりと開き、軟骨ができてきたことも確認されました。
貧乏ゆすりのメカニズムとその他運動療法の紹介は今回のお役立ち情報で!

今回のお役立ち情報
貧乏ゆすりで痛み軽減股関節周辺の筋肉をゆるめた状態で、継続的に動かすと、血流がよくなり痛みが軽減します。
このことで、軟骨に栄養が供給されやすくなり、結果的に軟骨が生成されると考えられています。
マウスの実験では、実際に軟骨が再生することが確かめられています。

やり方は
座った状態で、つま先を床につけたまま、かかとを上下に動かす(いわゆる貧乏ゆすり)


座った状態で、足を左右に大きく開いて閉じる動きを繰り返す
などがよいと考えられています。
1. 2. ともできる限りたくさん行ってください。
何かをしながら気楽にやってみてください。
※万が一痛みが出た場合は、中止してください。
姿勢をよくする予防法特に高齢になると、知らず知らず姿勢が悪くなりがちです。
そこで、なるべくよい姿勢を保てるよう骨盤周りの筋肉をよく動かす習慣をつけておくことが大切です。
そのために有効なのが骨盤おこし体操です。

いすに座って、腰を丸めた状態から、おへそを斜め上方30度の方向に動かす
反りすぎると腰に負担がかかるため、おなかに力を入れて行うのがポイントです。
これを1分ほどの間、繰り返す。

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股関節の痛み 大腰筋、生活の中で鍛えて予防  朝日 1月23日 

 健康のために歩いたり、走ったりする人が増えている。昨年の朝日新聞世論調査でも、ウオーキングやジョギングは、「現在しているスポーツ」のトップ3に入った。だが、がんばりすぎて足の付け根(股関節)を痛めてしまう人も多いようだ。

 福岡大医学部の内藤正俊教授(股関節外科)は、「痛みが出たら、まず回数や時間を減らして」と話す。しばらく休んで治まる場合は、痛みのない程度にセルフコントロールしながら運動を続けてかまわないという。

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 どうしても痛い場合は、過度な運動が原因で、大腿(だいたい)骨と、骨盤側で大腿骨の受け皿になる部分(臼蓋<きゅうがい>)がぶつかって痛む「大腿骨臼蓋インピンジメント」の可能性がある。最近、注目されている症状で、内視鏡を使って骨を削る手術で改善するそうだ。

 関節の痛みの多くは加齢で軟骨がすり減ったり、骨格がずれたりして、近くを通る神経が圧迫されるのが原因だ。筑波大の久野譜也教授は「歩いたり、走ったりする有酸素運動の健康効果は確かにあるが、股関節の軟骨をより多くすり減らす側面もある」と警告する。基本的に軟骨は再生しないため、筋肉を鍛えて骨格を維持するのが適切な痛み予防だという。

 だれでも30代以降は加齢とともに筋肉は減る。特に、股関節を支える筋肉の一つで、大腿骨と背骨をつなぐ大腰筋は、ほかの筋肉よりも減りが早い。歩くときに最も働くのが大腰筋でもあるので、この筋肉を鍛えて、少しでも減少を食い止めておくことは、将来の寝たきりを防ぐ対策にもなる。 
 
  ◇

 筋トレは、何歳で始めても一定の効果が上がるといわれる。久野さんらが、70歳以上の高齢者12人に、週5日の軽いトレーニングを3カ月続けてもらったところ、大腰筋を含む足の筋肉量の増加が確かめられた。一方、60代、70代の計21人が1日30分、週5回のウオーキングを12週間行った研究では下肢の筋肉量は増えなかった。

 「歩いたり、走ったりと筋トレの組み合わせが重要。筋肉が増えれば代謝が上がってダイエット効果も上がるしランニングのタイムも速くなる。一石二鳥以上の効用です」と久野さんは話す。きちんと効果を出すには長く続けることが重要だ。「一生続けるつもりで日常生活に負担のないトレーニングから始めよう」と久野さん。

 例えば、椅子に浅く腰掛けた状態から、片足ずつひざを伸ばしたり、ももを上げたりする筋トレなら、家庭でテレビを見ながら取り組める。1日おき、週3回から始め、慣れてきたら週5回まで増やせばいいそうだ。久野さんによると、「わざわざ時間を取るのではなく、生活の中に組み込んでしまうのがコツだ」という。

◆相談ナビ

 久野さんの著書「股関節の痛みをとると健康になる」(PHP研究所)は、具体的な筋トレの方法やポイントなどを紹介している。また、東日本大震災福島県伊達市仮設住宅に避難中の住民らは、久野さんや筑波大などの支援を受けた「健康づくりプログラム」を実践中だ。

「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (12) 2020/10/16 「糖化」


「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (12) 2020/10/16 「糖化」

もう10年も前から、数人の人に「ひとりごと・健康通信」などというのを書いてきたが、そんな記事を振り返りながら、この10年で健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・書いたものを整理したり、付け加えたりしながら書いています。

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「糖化」 2012年2月23日

後悔しても過ぎ去ったことですが、若いときに知っていればもう少し老化を遅らせることができたのか・・と思わせる「糖化」について、〝これからでも〟理解して、生活の見直しをしていかなければと、最近になって私はやっと気づいたのです。
確かに、顔や肌にシミや黒ずんだ斑点ができて、東洋医学でも「おけつ」という血液の流れがよくない状態であることはわかっていました。糖尿病の怖さにも気をつけていたつもりでしたが、日々の生活で「これぐらいなら・・」と食べていた好きなパンや大福モチなどが、じわじわと血糖値を上げていて、その重大なことに気がついていなかった・・のかもしれないようです。


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アンチエイジングだ!肌ホネ血管一挙に若く保つ方法   NHK 2011年05月18日放送

今回ガッテンが挑んだのは、
「老化を防ぎたい」という人類永遠の願い。
お肌のハリがなくなった・・・
目がかすむようになった・・・
足腰がめっきり弱くなった・・・
誰しもに必ずやってくる様々な体の老化に、
共通の原因物質があることが明らかに!
その物質を体内で増やさなければ、
老化予防“アンチエイジング”が可能になるんです!
いつまでも若く元気でありたいと願うすべての人に!
10年20年先も若さをキープするために!
科学が解き明かした超意外な老化のヒミツと、
外見だけじゃない“本当の若さを保つ”ための、
とっても簡単なワザをご紹介します!!

ホントに役立つ老化予防!
老化を止めるなんて、できるわけないじゃん!
そう思いますよね。
でも、
ちょっとでも遅らせることができるとしたら?
知らないうちに自分で老化を加速させているとしたら?
今回お伝えしたいのは、
そんな老化予防の大事な豆知識です。
10年先20年先の若さのために
ぜひ頭の片隅に置いておいていただければ幸いです。

正体発見!老化物質「AGE」とは?
最近の研究から、全身のさまざまな老化に、
なんとある共通の物質が関わっていることが
わかってきました。
その名も「AGE」。
AGEは、ある原因によって誰でも、
お肌や、骨、目、血管など、
全身のあちこちにたまってくるのです!
AGEがたまると、
骨や血管がもろくなったり、皮膚の弾力性の低下や、
視力の低下につながると考えられています。
つまり、AGEを増やさないことこそ、
老化予防“アンチエイジング”になるのです!
老化物質AGEとはいったい何なのでしょう?

おいしさと老化の意外な関係
老化物質AGEは、なぜたまってしまうのか?
その謎を解くカギを握るのは・・・
なんと、
パンやお肉を焼くと、コンガリとキツネ色に色づき、
おいしくなる化学反応。
これは「メイラード反応」と呼ばれ、
たんぱく質」+「糖」=茶色くなるという反応です。
この「おいしさの方程式」が、
実は、人の「老化の方程式」でもあったのです。
人の体のたんぱく質と、食べ物から摂取する糖が、
ジワジワと時間をかけて、「糖化」と呼ばれる反応を
起こすのです。
この糖化によってできるのが、AGEだったのです。
AGE=
Advanced Glycation End-products(終末糖化産物)。

コラーゲンの糖化=老化だった!
「糖化」の影響を受けやすいのは、
コラーゲンなど代謝の遅いたんぱく質です。
コラーゲンと聞くと、
どんなイメージをお持ちでしょうか?
お肌に大事なもの?
実はそれだけではないのです。
コラーゲンは、
体中の細胞と細胞をつなぐ接着剤のような役割を果たしており、いわば全身の細胞の土台です。
コラーゲンなくして、生き物は多くの細胞を支えることができません。
つまり、体中の細胞の間を埋めているコラーゲンが糖化され、茶色く劣化してしまうことは、全身の体の老化につながるのです。

糖尿病は老化を加速する!?
糖化を加速する要因は、高血糖です。
その最たるものは、糖尿病。
これまで糖尿病は、こわい血管病であると、
広く認識されてきました。
しかし、糖化という観点から見ると、それだけでなく
実は「老化を加速する病気」とも言えるのです。
糖尿病でない人も注意したいのが、
食後の高血糖です。
最近、空腹時血糖値が正常でも、
食後の血糖値が高い糖尿病予備軍の人が増えています。
日頃から食後の血糖上昇に気をつけることが、
慢性的な高血糖状態になることの予防につながります。
体の若さを守るためにも、
高血糖には注意したいものです。
※血糖値を上げないために、食事の炭水化物の量を極端に減らすことは危険ですので、ご注意ください。

糖化を防ぐ!食事のコツ
糖化をなるべく進めないことは、
老化予防につながります。
とはいえ、
○○を食べてはいけない
△カロリーまでしか食べてはいけない
などと制限をしてしまうと
ストレスも大きく、長続きしません。
そこで今回ご紹介したのは、
食後の血糖値の急上昇を抑える、
ちょっとした食事のコツです。
みなさんは、
カレーライスとサラダ、どちらを先に食べますか?
ごはんを先に食べると、
血糖値が一気に上がりやすくなります。
それに対し野菜などの食物繊維を先に食べると、
腸での糖の吸収がゆっくりになり、
血糖値の上昇もゆるやかになります。
糖化を予防する食事のコツは、
「先に野菜を食べること」なのです!
実際に糖尿病患者さんの食事療法として、
「食べる順番療法」を実践している病院では、
血液中の糖化の指標値である、
糖化ヘモグロビンの値(HbA1c)が大きく改善する効果も見られています。
さらに、
先に野菜を食べることにより
(1)自然と野菜を食べる習慣がついたり
(2)自然とごはんが控えめになったりするため、
糖化予防はもちろんダイエットまでもが
効果的に実践できると考えられています。

今回のお役立ち情報
今回番組で紹介した老化とは?人の老化には様々な要因がありますが、最近の研究から、ある物質が、皮膚や骨、血管など全身の様々な組織の老化に深く関わっていることが明らかになってきました。その物質の名前は、AGE(Advanced Glycation
End-products;終末糖化産物)といい、体内で起こる「糖化」という反応によって作られる物質です。AGEがたまることによって、皮膚の弾力が失われたり、血管や骨が硬くもろくなったりすることがわかってきています。
糖化とは?人の体の「たんぱく質」と、主に食べ物から摂取する「糖」が、ジワジワと時間をかけて反応します。これが「糖化」あるいは「メイラード反応」と呼ばれる化学反応で、お肉やパンなど、たんぱく質と糖を含む食べ物を加熱したときに、こんがりと茶色く色づき香ばしい香りが生まれる反応と同じものと考えられています。特にコラーゲンなど代謝の遅いたんぱく質では、この糖化の影響が残りやすいと考えられています。
糖化を進める原因は?私たち人間が食べ物から糖を摂取している以上、ある程度の糖化は避けられません。ただ、より糖化を加速させてしまうのが、「高血糖」です。糖尿病にならないようにすることはもちろんですが、糖尿病でない人も注意したいのが、食後の高血糖です。最近、空腹時血糖値が正常でも食後の血糖値が高い、いわゆる糖尿病予備軍の人が増えています。日頃から食後の血糖上昇に気をつけることが、慢性的な高血糖状態になることの予防につながります。体の若さを守るためにも、高血糖には注意したいものです。
糖化の予防法は?番組では、食後の血糖値の急上昇を抑えるちょっとした食事のコツをご紹介しました。
それは、「先に野菜を食べること」。ごはんを先に食べると、血糖値が一気に上がりやすくなります。
それに対し野菜などの食物繊維を先に食べると、腸での糖の吸収がゆっくりになり、血糖値の上昇もゆるやかになります。
※血糖値を上げないために、食事の炭水化物の量を極端に減らすことは危険ですので、くれぐれもご注意ください。

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・老化の原因「糖化」とは?
 老化を語る上で避けては通れない、ある「生体中の反応」が昨今注目され始めています。それが「糖化」です。実は今、私たちを取り巻く生活環境が、この糖化を促進させる要素にあふれていることをこれから説明していきます。

 糖化(メイラード反応)とは、たんぱく質や脂肪などが糖(グルコース)と反応して変性してしまうという反応を言います。1912年にフランスの科学者L・C・メイラードが提唱したことから名づけられました。
 糖化反応の実験では、アミノ酸グルコースを混ぜて熱を加えます。すると時間が経つにつれて褐色に変化していきます。身近な例では、ホットケーキを焼いたときの反応がわかりやすいでしょう。牛乳や卵に砂糖を混ぜて焼くと、こんがりと褐色に変化し、おいしそうな香りを放ちますが、これがメイラード反応、つまり糖化です。砂糖を煮詰めたときの「カラメル化」も、醤油や味噌の風味をよくする反応も同様です。
 「こんがり」「よい香り」「風味 を増す」と、食材に関してはメリットの多い反応ですが、これが私たちの体の中で起こってくると非常に危険なことになります。

 生体中の反応については、1968年に人のヘモグロビン(酸素を運ぶたんぱく質)が、血液中のグルコースと反応して糖化することが発見されました。そのヘモグロビンは「ヘモグロビンA1C」と呼ばれ、糖尿病の代表的な検査として知られています。糖尿病になればこの値が上昇するのです。
 恐ろしいのは、糖化と糖尿病合併症(白内障や腎症、神経症)の関係です。糖尿病の患者は血中のグルコース濃度が高いので、糖化反応が起こりやすく、そのスピードがアップしてしまいます。そうすると、恐ろしい糖尿病合併症を早々に引き起こしてしまうのです。
 これらの糖尿病合併症が悪化すればするほど、老化現象も拍車をかけて進みます。それは加齢による正常な変化とは違う、「病的な老化」です。糖化は極端に早く「老化する人」を作ってしまうのです。

 美しくハリのある肌を保ちたい人にとって、糖化はもっとも避けるべき生体反応です。

 これまで肌の老化に関しては、UVケアに代表されるような「抗酸化ケア」や、乾燥から肌を守るための「保湿ケア」が大切であるといわれてきましたが、糖化についてもケアが必要なことがわかってきました。糖化で肌が衰えるとはどういう状態なのでしょうか。それは糖尿病にかかった人の肌の変化を見ればすぐにわかります。
 糖尿病が進行すればするほど、肌はハリを失い、たるみ、黒ずんだ印象へと変化していきます。医師であれば、その肌の状態を見るだけで「糖尿病がかなり進行している」ということが判断できるほどです。

 糖化は、肌のハリを保っているコラーゲン繊維の構造を破壊する生体反応です。糖化によって、肌は正常な弾力性を失い、ハリやつやのない状態に変性してしまいます。
 また、糖化によって生じる老廃物が皮膚の細胞に溜まり、くすみや黒ずみの原因となることで、肌の透明感が失われてしまいます。これまで単 に「老廃物」といわれてきたものの中に、糖化によって生成されたものが非常に多いということがわかってきたのです。
 冒頭で、糖化は「カラダがコゲる」反応だと申し上げました。肌についても同様のことがいえるのです。つまり、糖化によって肌のたんぱく質や脂肪がコゲたような状態になる。コラーゲンなどのたんぱく質が破壊され、「コゲる」と弾力性が失われるのです。

・・・

連載第1回では、老化の原因「糖化」について説明しました。糖化とは「体がコゲる反応」です。この糖化が起こるといくつかの反 応を経てAGEs(糖化最終生成物)と呼ばれる老廃物のような物質が生成・蓄積されて、老化現象にも拍車をかけるということを説明しました。今回は、老化モードを防ぐ食べ方について説明します。

いわゆる高血糖状態になると糖化反応が急速に進みます。簡単に言うと糖化を防ぐ食生活とは、高血糖状態をいかに避けるかということになってきます。
例えば最も良くないのは、喉が渇いたからといって、空腹時に甘いジュースや甘い炭酸飲料などを一気に飲むような行為です。一気に飲んでしまったら血糖値が正常な人でも200mg/dlから300mg/dlに上がってしまいます。血糖値が180~200mg/dlを越えた状態での糖化の進み方と、血糖値が140から150での糖化の進み方はまったく違います。血糖値が高いほど、糖化されやすくなるのです。さらに、このように血糖値が急激に上がると、血中のインスリン濃度も上昇します。インスリンが大量に分泌されているた め、血糖値が下がった後も、インスリンは高い状態が
続くのです。
今度はその高い状態のインスリンの作用によって、低血糖状態が引き起こされます。低血糖は体にとって非常に危険な状態ですから、今度はインスリンの効きを悪くするような働きが生体中に起こるわけです。これがインスリン抵抗性のメカニズムです。こうなると、インスリンの効きが悪くなって、血糖値がなかなか下がらなくなってきます。つまり、高血糖状態から脱出できないことになります。
食事をすれば血糖値は上がりますが、都合が悪いのは「急激に上がってしまう」ということです。

現代の食生活の問題点は、血糖を急激に上げる食材や食べ方が多いことです。このように空腹時に甘いジュースを飲んだり、お菓子を食べたりするのはもってのほか。精製された小麦粉を使ったパンなどを食べても、血糖値はすぐに上がってしまいます。精製された小麦粉のパンよりも、胚芽小麦やライ麦などで作られたパン、白米よりも玄米を選ぶことで、急激な血糖値の上昇を防ぐことができます。

昔は精製されていない食品が多かったのです。それに比べて現代は急激に血糖値を上げる食品であふれてしまいました。人間の体は、精製されていない食品をゆっくり良く噛んで食べていれば、血糖値の上昇もちょうどよく上がるようなしくみになっているのです。また、たとえ同じ食品を食べた場合でも、ゆっくり食べれば急激な血糖値の上昇は避けられます。つまり、"糖化のリスク"を下げることができるのです。

そうした食品の"糖化のリスク"を調べるにはGI(グリセミックインデックス)値を利用すると良いでしょう。例えば、同じイモ類でもジャガイモとサツマイモでは、ジャガイモの方が"糖化のリスク"が高く、サツマイモの方が"糖化のリスク"が低いことになります。おやつを食べるのであれば、ジャガイモを酸化した油で揚げたようなポテトチップスではなく、ふかしたサツマイモを食べた方が良いのです。
同じエネルギーでもGI値を比較して、GI値の低い方を選ぶことが糖化を防ぐポイントです。

ダイエットをしている人たちはとかく「低カロリーか どうか」を気にしますが、GI値を目安に食品を選んでいくことも大切です。どちらを食べようか迷うときは、GI値の低い方を選んで食べることが基本です。
GI値が高い食べ物であれば、その食べ方を工夫することで、急激な血糖値の上昇を防ぐことができます。例えば同じ果物でも、そのままであれば食物繊維が多く含まれていますが、ジュースにすると食物繊維が細かくなったり、取り除かれてしまいます。そうすると、同じ分量でもジュースの方が多く糖質を含むことになります。ジュースにしてしまって一気に飲むより、皮をむいてそのままの状態で食べる方が、急激な血糖値の上昇を避けられます。
このように、GI値の高い食べ物は、気をつけてゆっくり食べることを心がけましょう。甘いものは食べてはダメ、というわけではありません。節度を持った食べ方をすれば良いのです。

先ほどお話したように、白米より玄米・雑穀の方がGI値も低いわけですが、じゃあ急に主食を玄米に変えても、白米と同じようにガツガツと食べたら、玄米・雑穀では消化不良を起こしてしまいます。玄米・雑穀はゆっくり良く噛んで食べないことには、その良さが引き出されないのです。白米から玄米・雑穀に移行するのであれば、噛む練習を一緒にやるべきです。そのためには、最初は白米に3割だけ玄米・雑穀を混ぜるとかして、段階を経て実行すると良いでしょう。玄米・雑穀を良く噛んで食べるという食習慣が身につけば、それがベストでしょう。玄米・雑穀の滋養を享受でき、良く噛むことによって唾液の分泌が活発になり消化吸収が良くなりますし、噛むという行為によって、脳からでるホルモン分泌も活性化します。また、噛むことによって頬から顎の筋肉が鍛えられて、たるみのないひきしまった顔になっていきます。まさに一石三鳥、四鳥の効果です。

GI値と照らし合わせて食材を選ぶことと同様、食事をする際の食べる順番も大きく影響します。血糖値が上がりやすい食品は後に回すのです。順番としては、最初に繊維質の多いサラダを食べて、次に野菜の煮物などのおかず、その次に肉や魚、最後にご飯を食べるというのが理想的。最後にご飯だけ食べるというのは無理があるかもしれませんが、心がけとして覚えておいてほしいと思います。

 お菓子なども絶対食べてはいけないのではなく、空腹時にたくさん食べるのはよくないけれど、食事の後のデザートとして適量であれば、害が少ないということになります。
お菓子類に多く含まれている砂糖やブドウ糖は、GI値が極めて高く、急激に血糖値を上げる食材の代表選手です。よく「脳のエネルギー源はブドウ糖」ということもいわれますが、脳の代替エネルギーは存在しますし、少なくとも現代日本の食生活では、砂糖不足(炭水化物不足)という事態はありえません。むしろ炭水化物の過剰摂取による糖化の促進のほうが問題です。

また食べる時間帯も重要です。寝る直前に食べるのはもってのほか。少なくとも二~三時間は空けましょう。相撲部屋ではたっぷり食べてその後昼寝をして力士体型を作っています。

これらの点に気をつけることで、糖尿病予備軍の人は糖 尿病への進行を防ぐことができますし、通常の血糖値の 人も、糖化による老化を防ぐことができるのです。

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・抗糖化ナンバーワン食材のショウガで美肌のキープや糖尿病合併症の予防が可能!  

 ブドウ糖などの糖と、タンパク質が体内で結びつき、劣化したタンパク質に変性する非酵素的な糖化反応は、肌にも他の諸器官にもさまざまな悪影響を及ぼします。
 糖化反応によって体内に終末糖化産物(Advanced Glycation Endprpducts:AGEs)という劣化タンパク質が蓄積され続けると、肌や血管などの諸器官の老化が早まってしまいます。
 糖尿病の指標となるヘモグロビンA1c(HbA1c)は、糖化反応の中間糖化産物で、HbA1c値が高い(概ね5.6以上の)人は、糖化反応が進行している状態にあると考えられます。
 AGEsは加齢とともに増加してきますが、体内に過剰に沈着すると、肌の老化だけでなく、さまざまな病気の原因にもなります。
 肌のエイジングは、活性酸素などによる「酸化」、感染や負傷などによる「炎症」のほか、AGEsによる「糖化」で加速され、「糖化」によって肌のハリや弾力が失われ、黄ばみ・くすみ・シワ・たるみ・カサつきなどを引き起こしま-す。
 また、眼、脳神経、血管、血液、骨などの諸器官にも悪影響を及ぼし、特に糖尿病の合併症(網膜症・腎症・神経障害)と密接に関係しています。
 糖尿病の人は、AGEsが蓄積されやすく、動脈硬化アルツハイマー白内障骨粗鬆症などの発症リスクも高くなるといわれています。
  では、糖化を防ぐ食材として、どのようなものが有効なのでしょうか? 

 インド(ハイデラバード)にある国立栄養研究所のSaraswat氏らによる研究(BrJ Nutr 2009; 101(11); 1714-21)では、糖化を防ぐ食材として、17種類を選び、真空凍結乾燥した食材粉末の糖化阻止率をAGE蛍光法で測定しています。
 その結果、糖化を阻止する作用が最も高かったのはショウガで、その糖化阻止率は93%という高値を示しました。
 ショウガに続いて、シナモン(88%)、クミン(86%)、緑茶(86%)、黒胡椒(50%)、バジル(45%)、リンゴ(45%)、ツルレイシ(40%)、レモン(37%)、ニンニク(31%)、オレンジ(29%)、キュウリ(7%)、タマネギ(6%)の順で、ほうれん草、ヒメウイキョウグアバマスタードは検出限界以下でした。

 なお、ショウガはSDS-PAGE法やタンパク質カルボニル法で測定しても、糖化阻止率がトップでした。そのため、ショウガには糖尿病性白内障を予防したり、その進行を遅らせたりする効果があります。このように、ショウガは、その糖化抑制作用によって、糖尿病性白内障の進行を用量依存的に抑えることが分かりました。
 ショウガは、美肌を損なう三大要因である「酸化」・「糖化」・「炎症」のすべてを抑える作用を持ち合わせているほか、糖尿病の合併症の予防や進展を食い止めるのに役立つと考えられるため、美しい肌をキープしたい人や糖尿病(血糖値)が気になる人は、日常的にショウガを摂ることをおすすめします。

「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (11) 2020/9/20

もう10年も前から、数人の人に「ひとりごと・健康通信」などというのを書いてきたが、そんな記事を振り返りながら、この10年で健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・書いたものを整理したり、付け加えたりしながら書いています。

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「新事実!ストレスで腰痛?」 2011年12月1日

腰痛・・二歩足で立って歩く人間の宿命と言われ、まだ原因はよくわかっていないとも言われている「腰痛」について、ひとつの新しい方向が見えてきたようです。
これもまた「ストレス」という・・さまざまな要因をもつ心の問題にあるのだという。

私のひとつのテーマでもある「心と体」の関連が「腰痛」にもおよぶのか・・と、私たちの生命や健康について理解を深めるための新しい手がかりと、これからの課題が見えてきたように思います。


腰痛「新事実!ストレスで腰痛?」後半の

〔 椎間板ヘルニアは、手術をしなくても、数か月で自然に消滅することがあります。マクロファージという、免疫細胞の一種がヘルニアを異物と認識し、食べてしまうためです。〕

という言葉は、かなり前から注目している「安保徹」の理論にも結びつくように思われます。免疫の主役である白血球の元祖(基本)でもある「マクロファージ」が、そんなことまでするのかというオドロキです。


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医療が病をつくる 安保徹 から

〔 マクロファージの防御の基本は、貪食能(異物をどんどん食べこむ能力と遊走能(異物侵入の場に駆けつける能力。遊走後に炎症部位に接着)である。マクロファージの貪食系をさらに進化させたのが顆粒球であり、細菌の処理に力を発揮する。
一方、生体に侵入してくる異物の中には貪食能で処理するには小さ過ぎて処理できないものもある。防御系の一つとして進化しはじめたリンパ球系細胞は、このような微細抗原の処理にあたるものである。微細抗原には消化酵素で分断された異種蛋白や、ウイルス抗原などが含まれる。 〕


「人が病気になる原因はどこにあるか」から

〔 白血球は「マクロファージ」「顆粒球」「リンパ球」からなっています。人間は多細胞生物として進化する過程で、生体防御の機能を、「マクロファージ」というアメーバのような細胞に任せてしまった。これが、白血球の始まりです。

「がんばらない」の医師 鎌田實 VS 免疫学の大家 安保徹 http://www.gsic.jp/support/sp_02/kvs/02_01.html


2009年10月24日、講演会 から

がん、糖尿病といった恐ろしい病気の多くも、自分で治すことができます。というのは、これらの病気をつくり出した原因のほとんどは、私たちの日常生活にあふれている「働きすぎ」「睡眠不足」「心の悩み」などであるからです。ですから、私たちが自分の生活の歪みを見直し、生活や考え方を改善すれば、病気から脱却することができるのです。

しかし、自ら生活や考え方の歪みや偏りを直視し、改善することは容易ではありません。まして、たとえ家族や友人のアドバイスがあっても、自分自身が納得して実行しなければ、真の治癒にたどり着くことは困難です。

病気で一番つらいのは患者さん本人ですが、周りの家族や友人も、患者さんご自身が「真の治癒」への途にたどり着くのを温かい目で見守りつつ、一緒に待って差し上げることも重要です。

近況 090105
現代医学では、病気は人間の仕組みの失敗と考えている。アトピー性皮膚炎、リウマチ、がん、いずれもそうである。それでは、病気の人間は失敗作だというのだろうか。人間の巧妙なる仕組みが、失敗であるはずはない。実際は、偏った生き方やつらい生き方が原因であろう。現代医学は、原点が違うから病気を治せない。万能細胞の考えもしかり。病気は生き方の偏りを教えてくれるからだの声である。

NHKスペシャル『病の起源』を見て記す  H21.1.5 安保徹

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腰痛「新事実!ストレスで腰痛?」 NHK あさイチ 11月30日(水)

最新版!ぎっくり腰・慢性腰痛スペシャル  NHK あさイチ 11月30日(水)

専門家ゲスト:牛田享宏さん(愛知医科大学 学際的痛みセンター 教授)、
   大谷晃司さん(福島県立医科大学 整形外科准教授)

日本人の80パーセントが経験していると言われる腰の痛み。悩んでいる人が多いにも関わらず、まだ解明されていないことが多いのが実情です。しかし近年研究が進み、少しずつ、発症のメカニズムや原因について新しいことが分かってきました。なかには、長年信じられてきた常識を覆すような新事実も!そこで、番組では、突然激痛が襲ってくる“ぎっくり腰”と、しつこい痛みがつきまとう、“慢性腰痛”について、2005年11月9日に放送された「ためしてガッテン・ぎっくり腰徹底撃退術」および2011年11月16日に放送された「ためしてガッテン・驚異の回復 腰の痛み」の情報と合わせて、最新の研究成果をお伝えしました。

ぎっくり腰編「突然激痛が襲うのはなぜ?」
なんの前ぶれもなく、日常生活のささいな動作をきっかけに腰に激痛が走る「ぎっくり腰」。ある日突然襲ってくる、そして一度経験してしまうとたびたび悩まされる人も多いのが特徴です。
ぎっくり腰の激痛の原因の多くは、「腰の筋肉の異常緊張」。そのメカニズムとは?日頃の生活で腰への負担をかけているうちにダメージが蓄積、そこに、くしゃみなどによる、ちょっとした力が引き金となって、椎間板にヒビが入ったり、筋肉に肉離れのような状態が生じたりすると考えられています。その結果、腰のまわりの筋肉が異常に緊張し、背骨が引っ張られ、まっすぐの状態になったり、S字状に強く曲がるような状態になったりするのです。すると神経が刺激されて痛むうえ、緊張した筋肉が血行不良になってさらに痛みが増す、「魔の激痛スパイラル」を引き起こすと考えられます。

<私がぎっくり腰になった瞬間>
・ハミガキ中
・玄関でブーツ
・台所の引き出し

ぎっくり腰編「なってしまったら?ならないためには?」ぎっくり腰になってしまったときにはどうすればよいか?実は、炎症が静まるまで「放っておく」しかないと言われています(発症直後は消炎鎮痛剤を服用してもよい)。早めの回復のためには、安静にしすぎず、無理のない範囲で動くことが大切です。動いたほうが、筋力が保全され、血流も改善されやすいためです。
ただし、ぎっくり腰だと思っていたら、違う病気が潜んでいたという可能性もあります。安静にしていても痛い場合、痛みが日に日に強くなる場合は、医師の診断を受けましょう。

ぎっくり腰で苦しまないためには、予防が最も大切です。腰に負担がかかりにくい姿勢を心がけることで、ぎっくり腰のリスクを下げることができます。例えば・・・

・くしゃみをするときには?→台に手をつく
・ものを持ち上げるときは?→ひざを曲げる
・掃除機をかけるときは?→ひざを曲げる
・台所で洗い物をするときは?→台を用意し、片足を乗せる

また日頃から運動の習慣を付けると、ぎっくり腰発症のリスクが低減します。整形外科医がおすすめするのは、負担にならない程度の全身運動。例えば、散歩です。

慢性腰痛編「椎間板ヘルニアのナゾ」
腰が痛い、重いと感じる状態が、ずっと続くのが、慢性腰痛。医学的には、最初に痛みを感じてから3か月たっても治まらないものを、慢性腰痛といいます。
その原因のひとつと考えられているのが、腰椎の間でクッションの役割を果たす椎間板が飛び出し、神経を圧迫する「椎間板ヘルニア」です。しかし、近年の研究で、ヘルニアがあっても腰が痛くないケースが多々あることが判明しました。さらには、ヘルニアを手術で切除したにもかかわらず腰痛が治らないというケースもあり、「ヘルニア=腰痛の原因とは限らない」ということが分かってきました。

実は腰痛の原因については分からないことが多く、椎間板ヘルニアによるものは5パーセント、脊柱管狭さく症や圧迫骨折などによるものは9パーセント、そのほか腫瘍などによるものは1パーセント程度といわれています。
つまり、85パーセントについては、MRIやX線など目に見える形では、原因は不明なのです。

慢性腰痛編「新事実!ストレスで腰痛に?」そうした中、新たに意外なところに腰痛の原因があることが分かってきました。その原因とは、ストレス。ストレスを受けることで、痛みの感じ方を和らげる脳の働きがうまくいかなくなり、痛みがひどくなるというのです。

慢性腰痛の薬慢性腰痛の研究が進む中、最近では、新しい薬の使い方も出てきています。

スタジオでは、腰痛に使われることのある、「抗うつ薬」をご紹介しました。腰痛が慢性化してしまっている患者さんには、抗うつ薬の一種が痛みを抑えるのに有効なことがあります。抗うつ薬というと、びっくりして過剰に心配する患者さんもいますが、実際の治療の現場で使用されています。

<この薬の注意点>
(1) 誰にでも効果があるわけではない。
(2) 人によっては、吐き気やふらつきといった副作用が出る場合もある。
(3)さらに、整形外科医の間で、まだ一般的とまでは言えない薬の使い方なので、医師によっては、処方に積極的でない医師もいます。

そうしたことから、腰痛がひどいからといって、誰もが処方してもらえる薬ではありません。
もちろん市販薬ではありませんので一般の薬局では買えませんし、整形外科ならどこでも処方してもらえるというわけではありません。

慢性腰痛編「手術したほうがいい?」
椎間板ヘルニアは、手術をしなくても、数か月で自然に消滅することがあります。マクロファージという、免疫細胞の一種がヘルニアを異物と認識し、食べてしまうためです。手術をした場合としなかった場合を比べると、2年後の快復率はほとんど変わらないというデータもあります。
手術したほうがいいのは、痛みだけでなく、マヒやしびれなど、神経が圧迫されることによる機能面の障害が発生している場合です。その場合は、医師と相談のうえ、手術を検討する必要があります。

<手術が必要な症状>
(1)しびれ・マヒがひどくなってきている。
(2)転びやすくなった。
(3)尿が出にくいなど排尿障害。

 

「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (10) 2020/08/15

もう10年も前から、数人の人に「ひとりごと・健康通信」などというのを書いてきたが、そんな記事を振り返りながら、この10年で健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・書いたものを整理したり、付け加えたりしながら書いています。

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「内臓が溶ける! 急性すい炎  2011年11月18日

酒が肝臓に負担になることは、誰でも思いつくことですが、あまり意識することのない「膵臓」について、普段アルコール15グラム(ショウチュウ50g)程度しか飲んでいない私も、知っておいて注意した方がいいように思います。

アルコールに限らず、脂肪・カロリー・食塩・味の濃いものなどの取りすぎは、消化管だけでなく血管系にも負担になって、体全体の血液や気の流れを悪化させ、さまざまな障害を引き起こすようです。


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NHKあさイチ11月16日放送 <ガッテンコラボ 内臓が溶ける!>
専門家ゲスト:竹山宜典さん(近畿大学医学部外科 肝胆膵部門 教授)

ある日突然、自分の内臓が溶けてしまう「急性すい炎」。多くの場合は、これまで感じたこともないような激しい腹痛に襲われ、即入院。この病気を発症する人は、この20年で4倍と急増しています。そのもっとも大きな原因がアルコールです。詳しいメカニズムはまだ解明されていませんが、毎日60グラム以上、一回に100グラム以上のアルコールを摂取すると、急性すい炎になる危険があがるとされています。また強烈な痛みは出ないものの、知らないうちに進行してしまう「慢性すい炎」もアルコールが原因であり、ひどくなると、糖尿病やすい臓がんなどを発症する危険があります。
今年5月25日に放送した「ためしてガッテン~内臓が突然、溶ける!」の反響とあわせて、沈黙の臓器とも言われるすい臓の病気についてお伝えしました。


突然、内臓が溶ける!急性すい炎
すい臓が溶けてしまい、多くの場合は猛烈な腹痛を伴う「急性すい炎」。
急性すい炎はある日突然発作が起こります。症状は腹部の激痛や背中の痛み、おう吐などがあげられます。多くの場合は我慢できるものではなく即入院になります。
溶けてしまった場合、その部分の細胞は壊死(えし)してしまい、元には戻らず、すい臓の働きを補充する薬を飲むことや、禁酒や脂肪分の多い食事を控えるという食事制限が必要になります。その原因の第一位は、アルコール。毎日60グラム以上のアルコール、ビールなら1.2リットル、日本酒なら2合強、ワインならグラス3杯(500ミリリットル)ほどを飲んでいると危険群といわれます。
また、一度にたくさん飲んだ場合の急性すい炎発症リスクも報告されています。
アルコール100グラムを一度に飲むと、飲まなかった人に比べて4.4倍の発症率でした。ビールなら2リットル、日本酒なら4合弱、ワインならグラス5杯(800ミリリットル)ほどです。
(急性すい炎の原因:アルコール、胆石、特発性、その他)

※急性すい炎の場合は、突然激しい腹痛に襲われ入院して治療することが多いです。
急性すい炎で溶けてしまったすい臓は元には戻りません。半分溶けてしまったら半分のままです。
しかし、すい臓が溶けずに腫れる程度の軽症の場合は完治します。


知られざるすい臓の働き
胃の裏側にあるすい臓。奥まった所にあるため、なかなか異常に気づきにくく、痛みも出にくい沈黙の臓器と呼ばれています。しかし、すい臓と十二指腸のつなぎ目にある乳頭から、消化酵素を出して食べ物を消化するという大事な働きをしています。


知らない間に進行する 慢性すい炎
慢性すい炎もアルコールが1番の原因です。症状は、鈍く繰り返すみぞおち辺りの腹痛、繰り返す背中の痛みなどがあります。痛みは横になり背中を丸めると楽になるという特徴があります。
慢性すい炎は、早期と見られる段階で発見しないかぎり治りません。数年~数十年かけて徐々にすい臓の細胞が壊死して行きますので、やはりすい液やインスリンの分泌量が減っていきます。お酒や脂肪分の多い食事を控えて、すい臓をいたわる生活をしなければなりません。
お酒をやめて消化酵素薬とインスリンなど適正な治療を続ければ普通に生活できますが、お酒を飲み続けると糖尿病を併発するなど病状が悪化します。
(慢性すい炎の原因:アルコール、特発性、その他)

早期の慢性すい炎や、すい臓がんを見つける事ができる最新の検査方法
超音波内視鏡による検査です。大学病院など比較的大きめの病院へ問い合わせてみると情報が得られやすいです。診療科は消化器内科で担当する場合が多いですが、もっと詳しい「すい臓・肝臓・胆のう」専門の診療科がある病院もあります。
ただし、内視鏡による検査ですので誰でも希望すればすぐ受けられるというものではありません。あくまで医師の判断によって受ける検査です。すい臓がんやすい炎の疑いがある場合には、この検査は保険適用されます。

::: 医療関係サイトから

●急性すい炎

1.どのような症状が表れるのでしょうか
重症度によって軽症から周囲の臓器まで炎症が及ぶような重症までさまざまです。
◎痛み
もっとも多いのがみぞおちから肋骨の下側の縁に沿ったあたりの上腹部痛です。さらに背部にも及ぶことがあります。その痛みの強さは激しく、「刺し込むような」「焼けるような」あるいは「のたうちまわるような」「泣き叫んで狂うほどの」痛みといわれ、「すい炎体位」といってお腹を抱え込んで寝ても立ってもいられない状態になります。この激痛が短時間ではなく、持続するのが特徴です。 

◎吐き気、嘔吐
吐き気や嘔吐が強く、吐いてしまった後でも楽になりません。

◎発熱
37~38度の発熱がみられます。

◎その他の危険な症状
すい液がすい臓の細胞を壊して壊死させてしまったり、周囲の臓器まで消化してしまうなど、全身にまで炎症が及ぶ「重症急性すい炎」の場合は、呼吸困難、黄疸、尿量の減少、精神が錯乱するほどの激痛、ショック状態などが現れ、一刻も早く治療が必要となります。
このような危険な症状が現れた場合は重症急性すい炎と考えられ、集中治療や手術が行われますが、重症度によっては致命率が10%を超えることもあり、国の難治性疾患として指定されています。

2.原因はなんでしょうか
胆石症やアルコールの多飲によるものが半数を占めるといわれています。
なぜ胆石症によってすい炎が起こるのでしょうか。胆石症は、脂肪の消化を促進する胆汁成分が固まってできる胆石が、胆嚢や胆管の中にできる病気です。胆管とすい管は十二指腸乳頭部という共通の出口をもっています。この乳頭部に胆石がつまると、すい臓にすい液がたまるとともに、胆汁がすい管に逆流し、すい液が活性化されてすい炎が起こるのです。
一方、アルコールの過剰摂取がすい炎を引き起こすしくみはまだよくわかっていませんが、アルコールによるすい臓の分泌過剰やすい管の狭窄など、さまざまな要因が複合して起こると考えられています。
このほか、食生活の欧米化にともなった高脂血症、薬剤の投与、事故によるすい臓の損傷などもすい炎の原因となります。

3.予後はよいのでしょうか
軽症の場合は、完全に回復してすい臓の機能にも障害を残すことはありません。しかし、原因がアルコール性、胆石、高脂血症などはっきりとわかっているときは、その原因を取り除いたり生活を改めなければ、再発する危険性は高くなるので注意が必要です。
一方、すい臓が広範囲にわたって壊死したような場合は、すい臓の機能が著しく低下していますから、後遺症として糖尿病や消化吸収障害が起こることがあります。


●慢性すい炎

慢性すい炎は急性すい炎のように急激に発症するのではなく、炎症が持続して起こり、長い間に徐々に組織が破壊され、すい臓が繊維化して固くなる病気です。すい液の流出が滞って溜まっている状態で、ごく小さな急性すい炎が発症しては治るというサイクルを繰り返しています。このような状態が6ヵ月以上続いている状態を慢性すい炎といいます。

1.どのような症状が表れるのでしょうか
◎腹痛
みぞおちから左側で、背中に抜けるような痛みが特徴です。痛みの度合いは、急性すい炎のような激痛から鈍痛までさまざまですが、鈍痛が2、3日続くこともあります。
腹痛は食事の後に起こることが多く、とくに脂っこい食事やアルコールをたくさん飲むことが発作の引き金になります。
また痛みのない慢性すい炎の例もあるので、痛みの有無だけで慢性すい炎を判断することはできません。

◎体重減少
徐々にすい臓の機能が衰えるため、すい液の分泌も低下します。それによって消化が不十分になって下痢を起こし、体重が減少するのです。消化が十分でない便は、ドロドロしており全体に油が浮かんでいる感じです。これは脂肪の消化が不十分なためで脂肪便とも呼ばれます。
また、体重減少の原因に糖尿病を合併していることが考えられます。すい臓の機能が衰えると消化酵素ばかりでなく、血糖値を調節するインスリンの分泌も低下します。身体に必要なエネルギー源の血糖を利用できなくなるため、身体に蓄えていた脂肪を分解してエネルギーにするため体重が減っていくわけです。

2.原因はなんでしょうか
アルコールの多飲が慢性すい炎患者の半数を占めるという調査報告があります。約3割の患者は原因不明で、特発性慢性膵炎とよばれます。その他、胆道系の病気が原因の場合も少なくありません。

3.予後はよいのでしょうか
慢性すい炎は、急性すい炎の多くが原因を取り除いて治療に専念すれば回復するのとは異なって、元に戻ることはありません。年月を経ることで次第に悪化していきますので、発症したら一生この病気と付き合っていくことになります。また、糖尿病やすい臓癌をはじめとする悪性腫瘍を合併する率が高いので、しっかりした治療と定期的な受診や検査が必要な病気です。

「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (9) 2020/7/15


もう10年も前から、数人の人に「ひとりごと・健康通信」などというのを書いてきたが、そんな記事を振り返りながら、この10年で健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・書いたものを整理したり、付け加えたりしながら書いています。

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「腎臓・痛風・湿熱」 2011年10月14日

数年前から私も「痛風」仲間に入りました。西洋的な高脂肪・高カロリーの食事を避けて粗食・和食を心がけていますが、どうやらその原因は別の方向にあることが、私には最近わかってきました。

〔 食事による尿酸値の変動は極めて微量であり、血中尿酸濃度は生体の代謝機構が関与している。食事によって痛風の発作を予防することは極めて困難である。〕  
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%97%9B%E9%A2%A8


東洋医学では、痛風の原因は「湿熱」にあるようです。いままで経験した・・坐骨神経痛・静脈瘤・高血圧から、だるい・かゆい・口渇・花粉症・・・まで含めて、その真の正体(原因)がわかってきました。西洋医学では理解できない「湿熱」です。

それは今に始まったことではなく、若い頃からの日本人に多いという「冷飲食」(夏も冬も、冷蔵庫から出したものは冷たい)によって胃の働きが失調「水滞」し、水や栄養が体によく回らなくなるのです。
水滞が長く続くと、熱のもとになる「味の濃い物、脂っこい物、甘い物、カロリーの高い物、アルコール類」を摂り過ぎることによって、「水滞」は「熱」と結びついて「湿熱」という・・わかりやすく言うと、サラサラしていた水がねばねばした「しつこくて、取り除くのに時間がかかる」ものに変わったしまうのです。


いつも東洋医学の健康相談をしているMさんのメールから・・
〔 水分摂取に関してですが、
東洋医学的に冷飲食は脾胃の機能を低下させると言われているのは、米山さんもご存知かと思います。

これには西洋医学的にも言われていまして、
通常、胃腸の温度は約38.0~40.0℃で、
35.0℃以下になるとうまく働かなくることが、分かっています。
また口の中の温度が約37.0℃と言われています。
実際の所、常温の水を飲んでたとしても、
胃腸の働きを低下させてしまうのです。
これは口の中で、水を含んでから飲み込んだとしても
口の中も冷えるので、なかなか35.0℃にはなりません。
胃腸に負担をかけず水分を取るのは、ぬるま湯くらいが一番良いとされています。

と言うもののこの暑さです。熱中症を避けるためにも、水分と体を冷やすものは、どうしても必要です。
水分が過剰になると脾胃湿熱になってしまう。
こんな時の対策として、

西瓜、トマト、バナナなどがお勧めです。
これらは身体を冷やす食品に含まれますが、
胃腸にはそれ程負担がありません。
これは果物や野菜には糖分が含まれていて、
この甘味が胃腸を守ってくれるからです。
またお小水を出す働きもあるので、
湿を溜めないで済みます。 

湿を溜めてむくみや痒みを患ったり、静脈瘤や痛風になるよりは、
生活には支障があるとは思いますが、身体的には楽だと思います。 〕


「湿熱」は、糖尿病、高脂血症、高血圧症、慢性関節リウマチ、胆石や腎結石、心筋梗塞動脈硬化症、脳卒中など、重大な病気につながりやすい体質だという。
冷蔵庫の冷えた水をゴクンゴクン飲むなんていうのが苦しみのもとになるとは・・10年も前から「湿熱」のことは知っていて、「水の飲み過ぎ」にも注意していましたが、遠回りしてここにきてやっと体が理解できたようです。

それと、「痛風」は、痛みがなくなっても尿酸値が高いままだと、腎不全・透析にもつながるということで、何とかしないといけません。
「湿熱」は時間をかけて育ててきたものなので、しつこくてねばねばした「津液」体質ですから、そう簡単には解消しないことはわかっていますが、これから・・冷飲食しない・よく噛んで食べる・運動も大切だが、座っているときに足や体を動かす・呼吸法・・など、生活の改善に取り組んでいきたいと思っています。

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NHK:腎臓が突然ダメになる 急増!沈黙の新現代病   2011年09月14日放送
今回のテーマは「腎臓」。
腎臓は、肝臓などと同じく“沈黙の臓器”と呼ばれるほど自覚症状が出にくい臓器。機能が低下していることに気づいた時には透析療法を始めなくては…ということも多いのです。
また、腎臓病の原因は様々あり、最近では糖尿病など現代人を悩ます生活習慣病の合併症として発症することも多くなっています。そのため、統計を取り始めてから、40年間、透析患者は一貫して増加傾向にあり、現在では全国で約30万人の人たちが透析療法を受けているのです。
この増加をなんとか食い止める方法はないものかと番組が徹底調査!すると新たに透析を受け始める人たちの数を減らした街を発見!また、腎臓を傷める意外な原因も判明!
今回もお役立ち情報満載、必見です。

できれば避けたい人工透析
今回の取材でお邪魔した透析クリニックでは、150台ほどのベッドがずらりと並ぶ病室で、患者さんたちが透析を受けていました。今まで見たことのない光景に、これほど多くの人たちが腎臓病に悩まされていることを改めて思い知らされました。
そして、透析を受けることになった患者さんが決まって口にするのが「こうなるまで気づけなかったことの悔しさ」です。
やはり週に3日、1回4時間の透析は負担です。できれば透析にならずに健康な腎臓で過ごしたいと考えさせられました。


腎臓の驚くべき能力
毒素や老廃物を的確にろ過!
腎臓機能の代表と言えば、老廃物などをろ過しておしっこを作ること。これができなくなると、体内に毒素が充満。数日のうちに命を落とすことになります。
では、腎臓機能が低下し、上手くろ過できなくなった場合はどうするのでしょうか?
血液をいったん体の外に出し「人工腎臓」と呼ばれる機器でろ過をする人工透析が必要になります。人工腎臓の中には、細い管が約1万本入っています。その管1本1本の壁にはミクロの穴が無数に開いていて、分子の大きさで、老廃物と体に必要な糖やたんぱく質などを選り分けることができるのです。
腎臓でこのろ過を担当するのは「糸球体」と言う毛細血管の塊です。糸球体は片方の腎臓に約100万個、両方で約200万個あると言われています。

人工透析には機器で血液をろ過する「血液透析」と、自分の腹膜を利用する「腹膜透析」があります。
※また、透析以外に「腎臓移植」という選択肢もあります。


腎臓の状態を調べる検査と言えば…
人工透析にならないためには、検査で腎臓の状態を知る必要があります。
どんな検査があるかと言うと…
一つには、糸球体のろ過機能に異常があるかどうかを調べる「尿検査」。これは、主に尿にたんぱくが混じっているかどうかを見る検査です。
なぜ尿にたんぱくが混じっていると異常を発見できるのでしょうか?
糸球体の仕事は、体に必要ない毒素や老廃物をろ過すること。正常な腎臓では体にとって必要なたんぱく質などが漏れでることはほとんどないのです。
ところが!
悪い食生活などが続くと、血液中に「糖」や「脂肪」が増加。すると、ろ過する穴を無理矢理通り抜けて穴を広げてしまいます。広がった穴からは体に必要なたんぱく質なども漏れ出すのです。
そのため、尿にたんぱくが混じっているかどうかを調べることが有効になるのです。


たんぱく尿検査の落とし穴
腎臓の糸球体が壊れているかどうかを調べるのに有効なたんぱく尿検査ですが、実は落とし穴があるんです。
と言うのも、糸球体でろ過をしている穴が糖や脂肪によって大きくなりすぎると、今度は血小板が集まってきて血管自体を塞いで通行止めにすることがあるんです。こうなると、たんぱく質は漏れでなくなることがあります。
つまり、糸球体の働きが失われているのに尿検査では見つけることができないことがあるのです。

※糸球体が通行止めになるメカニズムとしては、血小板の作用による「血液凝固」以外にも、「動脈硬化」や糸球体炎による「炎症」の場合もあります。


腎臓機能がどれくらい残っているか%でわかる検査
尿を調べても腎臓機能低下の程度がわからないのだとしたら、どうすれば良いのでしょうか?
実は、腎臓のろ過機能がどれくらい残っているかがパーセンテージでわかるすごい検査があるんです。
その検査とは「クレアチニン検査」です。
クレアチニンとは、筋肉中のたんぱく質代謝された時に発生する老廃物です。腎臓機能が正常な時は、ろ過によって、ほぼすべて体外に捨てられています。ところが、糸球体の通行止めが増えれば増えるほど、体内に残る量が増えます。
つまり、壊れたことで排せつされてしまうものではなく、壊れ具合で体内に残ってしまうものを調べることで機能低下の程度を知ることができるんです。
このクレアチニンの値から、自分の腎臓機能が何%残っているか一発でわかる早見表が日本腎臓学会から発表されています。
※ろ過能力早見表は、こちら。http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20110914/P20110914_002.jpg

※パーセンテージの表示は簡易的なものです。
正確な単位は「ml/min/1.73㎡」
※早見表の数値は、あくまで推参値であり、確定診断は腎臓の専門医を受診してください。


尼崎市オリジナル!チャート表
兵庫県尼崎市では、クレアチニン検査を実施し、ろ過能力の値も示すことで、市民の意識改革に成功。自ら生活改善に取り組む人が増えたことで、新規の透析患者数を3年連続で減らすことに成功したんです。
さらに、尼崎市が新規の透析患者を減らすことに成功したのには、もうひとつ秘密がありました。
その秘密とは、健康診断の結果表を単なる数値の羅列ではなく「チャート表」にしたこと。
このチャート表には、健康診断の結果がすべて反映されているのはもちろん、血管を傷める原因ごとに4段階に分けて表示し、各項目を矢印で結んでいます。さらに、リスクが高い項目は色つきで示すことで、矢印を逆にたどれば、自分の病気の原因が分かるようになっているのです。そのため、何から取り組んでよいのかがひと目で分かる優れものなんです。
※この尼崎市のチャート表は、すべての疾患に対応したものなので、番組では、腎臓病に特化したオリジナルチャート表を作成しました。


腎不全の意外なリスク!
東京都内に住むAさん。
特に病気もしたことがないこともあり、とにかく体力には自信がありました。ところが、今年4月の早朝、突然の“めまい”に襲われ救急車で運ばれると、腎機能が急激に低下していることが判明。人工透析を余儀なくされました。
実は、Aさん、40歳頃に唯一患った病気がありました。その病気が腎臓機能を低下させる一因となったのです。
その病気とは、なんと「痛風」だったんです。
実は、痛風発作がなくても尿酸が血中に7.0mg/dlを超えている人は「高尿酸血症」という病気なのです。症状が出ないことも多く、ほうっておく人も多いのです。しかし、最近の研究で、痛風の原因となる“尿酸”それ自体が、血管に影響し動脈硬化などを引き起こす、つまり、腎臓のろ過機能を低下させることがわかってきたんです。
男性の場合、尿酸値が7.0mg/dl以上の人は7未満の人に比べリスク4倍。女性では、6.0mg/dl以上の人は6未満の人に比べリスク9倍以上というデータもあります。
つまり、痛みがなければ良いのではなく、尿酸値が高い人は腎臓病のリスクが高いので、注意が必要なのです。

今回のお役立ち情報
※空欄に健診結果を書き入れ、基準値を超えている項目は要注意!お近くの病院などでご相談ください。

http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20110914.html


〈 湿熱  体の中は、余分な水と熱でいっぱい 〉 
http://www.dosho-machi.co.jp/disease/diet/diet%20sitsunetsu.html

湿熱(しつねつ)とは非常に分かりにくい概念ですが、食べすぎ・飲みすぎが原因。体内にたまり過ぎた不要な「水」と「熱」が、気や血のめぐりを邪魔して、様々な不調が起こっている状態です。

湿熱チェック あてはまる項目が多ければ湿熱タイプ
・水やお酒が大好き、たくさん飲む
・食欲旺盛
・味の濃いもの、脂っこいもの、カロリーの高い物が好き
・暑がりで汗っかき、頭にも汗をかく
・髪が薄い
・吹き出物が多い
・傷や湿疹が化膿しやすい
・体格がよく、皮膚もつやがよい
・尿は量が多く回数も多い。時に濁ったり、排尿時に違和感を感じる事も
・便は形がなく粘り気があり、匂いが強い。排便後もすっきりしない
・おならが多い、おならの匂いが強い
・豪快で快活そうに見えるが、悩みを一人で抱え込む

体に必要な「水」と「熱」がなぜ、悪さをするのか?
「水」は体を冷やして潤し、「熱」は体を温めて活動させる物質です。
これら二つがどちらも増えすぎると、くっつきあってドロドロとタチの悪いものに変化します。このヘドロのような要らぬ「ドロドロ」を「湿熱」と呼びます。
健康的な「水」や「熱」は体内をスイスイと動き回り、必要な場所で必要な役割を果たします。
ところが、ドロドロした「湿熱」は動きにくく、「気」や「血」の流れを邪魔するので、血流が悪くなり、組織の働きも悪化しています。
当然代謝も悪くなり、ますます太りやすく・やせにくい体質になっているのです。
一見、元気があり余っていそうに見えますが、「湿熱」が気血のめぐりを邪魔しているため、実はだるさや熱っぽさを感じています。

湿熱はたまった場所で悪さをします。例えば関節に湿熱がたまれば熱を伴って痛みますし、皮膚表面では吹き出物が化膿し、膀胱にたまれば排尿の時に痛みや熱感を伴い、大腸では泥状便となります。男性の場合は、性機能に影響を及ぼす事もあります。

対策

湿熱タイプの人は、基本的に食べすぎ・飲みすぎなので、体内はいらないものだらけ。


食事内容の見直しと、体内に溜まった湿熱を消費することが不可欠です。

食事は、全体の摂取量を減らすことが必要です。
その上で、味の濃い物、脂っこい物、カロリーの高い物、香辛料、アルコール類や水分など、特に「湿熱」を生み出しやすい食品の割合を減らしましょう。
たまねぎ・白菜・大根・トマト・すいか・もやし・ごぼう・なす・にがうり・豆腐・シジミ・あさりなどは積極的に取って欲しい食材です。油はオリーブオイルやごま油などが良いでしょう。
早食いの傾向がありますので、よく噛んでゆっくり食べ、満腹中枢を刺激するのも効果的です。
冷たいお茶や水・ジュースなどをがぶ飲みするくせがある人も多いようです。水分はのどが乾いた時だけ、少しずつ飲むことを習慣付けましょう。

摂取量を減らすだけでなく、積極的に運動をして、溜まった湿熱を消費することも重要です。
水泳やウォーキングなど、しっかり発汗して脂肪を燃焼できるような運動が良いでしょう。
ただし体重がかなり重く、足腰や心臓に負担をかける場合はいきなり激しい運動は危険です。お散歩程度のウォーキングやストレッチなど、軽い運動から始めてください。

湿熱タイプの人にはサウナはおすすめできません。サウナで汗となって出る水は「津液(しんえき)」と呼ばれる体に必要な水。元々ドロドロ・ネバネバしているのに、更にサウナで必要な水が減ってしまうと、更に煮詰まってしまいます。

注意事項

「湿熱」は、糖尿病、高脂血症、高血圧症、慢性関節リウマチ、胆石や腎結石、心筋梗塞動脈硬化症、脳卒中神経症うつ病など、重大な病気につながりやすい体質です。
先延ばしにせず、一つでも出来ることから生活を改善することが重要です。

また、化膿性の炎症を繰り返す方の中にも湿熱体質の人が見られます。なかなか治らない化膿性の炎症があれば、一度ご相談ください。漢方薬で体質改善できるかもしれません。

湿熱体質は栄養過多の状態なので、世間一般で「体に良い」とされている食品や健康補助食品などが、逆に体質を増悪させることがあります。やみくもに取り入れることはおすすめできません。
家族で同じ健康補助食品を摂る家庭も多いと思いますが、体質が違えば逆効果になる場合がある事を念頭に置いてください。

* 参考 かなり詳しい解説

湿熱  http://www.geocities.co.jp/Beautycare/1013/kmandara2/17.html

 http://www.geocities.co.jp/Beautycare/1013/kmandara2/17-1.html

気虚 http://www.geocities.co.jp/Beautycare/1013/kmandara2/42.html

「ひとりごと・健康通信」をふりかえって (8) 2019/6/14


もう10年も前から、数人の人に「ひとりごと・健康通信」などというのを書いてきたが、そんな記事を振り返りながら、この10年で健康に対する考えや生活がどう変わってきたか・・書いたものを整理したり、付け加えたりしながら書いています。

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「低カロリーと低栄養」  2011年8月6日

私たちの健康の永遠のテーマである「老化防止・長生き」について、いろいろな情報や報告があります。

「低カロリー食が長生きの秘訣」というのもありますが、年齢が高くなったときには・・

★肥満度を示すBMI(体重÷身長の2乗)は、現在、日本人の40-50歳代の平均は23-24で、理想値は22とされる。しかし、最も長寿なのは24-26ぐらいの人。

というのもあります。
免疫力も衰えるので、少し多めに栄養が必要になるということですので、単なる体重よりも「何の栄養素がどれくらい必要か」が問題になるように、私は思います。

タンパク質としての肉の摂りかたが少ないと、血管の柔軟性がなくなってその疾患が増えるとも聞きます。
それに、年齢とともに筋力・筋肉量が減少し、消化吸収力も衰えるので「若い頃よりも、むしろタンパク質の必要量は多くなる」ということも聴いています。

ですから、私の場合は・・健康に重要なタンパク質やミネラル・ビタミン等の摂取を心がけながら、摂りすぎてしまう恐れのある甘いもの・おいしいもの・・パン・大福・から揚げなどを、お店で時に見送るように注意しています。


99歳で現役医師の日野原重明さんの「低カロリーな食事を心がける」には数年前から注目していましたが、それを裏付けるような(?)・・・お話です。

NHKスペシャル「あなたの寿命は延ばせる~発見!長寿遺伝子~」
老化を遅らせて寿命を延ばす「サーチュイン遺伝子」が、最近にわかに注目を集めています。 これは誰もが持っているもので、動物実験によるとサーチュイン遺伝子の働きを強めることによって寿命が20~30%延びることが確認されたとのこと。 普段は働いていない遺伝子ですが、働かせる簡単な方法も判明しているらしく、今後の研究次第では寿命がさらに延びる可能性も秘められています。

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NHKスペシャル、長寿の元サーチュイン遺伝子は食事制限かレスベラトロールで活性化する。11年6月12日

NHKスペシャルでの長寿達成法は意外に簡単だった。40代?60代の被験者4人での実証実験では30パーセント減らした食事を3?7週間続けただけで、長寿を担っているサーチュイン遺伝子が目覚めて働き始めた。飽食の現代人のサーチュイン遺伝子は殆ど休眠中で、その結果、老化が進行する。しかし、飢餓状態になると目覚め、細胞中のミトコンドリアを活性化させてエネルギー効率を高める。更に、活性酸素の害を防ぎ、免疫力低下、動脈硬化高血糖、惚け、骨粗鬆症、脱毛白髪等の老化症状を防ぎ改善して、美肌と持久力と抗がん作用を高める。

サーチュイン遺伝子は動物の長い飢餓の歴史の中で、飢餓対策として生まれたものだ。その働きは遺伝子の長寿に関わる箇所を選び出して元気づける。100歳以上の元気な老人の調査では、いずれも若い頃から小食でサーチュイン遺伝子の働きが活発だった。これは人類渇望の夢の遺伝子である。更に注目すべきは遺伝子損傷の修復能力で、今、福島で問題になっている放射線被曝への抵抗力も期待できる。

「腹八分は健康長寿のもと」は本当だったようだ。番組では米国の大学で20年ほど飼われている猿集団の比較実験が紹介された。人間での70歳相当の猿二頭での比較では、飽食の猿は毛が抜けシワがより見るからに老いていた。対して食事30%減の猿は毛ツヤは良く、肌も張りがあって元気で若々しかった。更に、脳の断層写真でも萎縮はなく、記憶力も良く、持久力も優れていた。実験では40%減食が一番サーチュイン遺伝子の増加が見られたが、それでは挫折する可能性が高く現実的ではない。臨床実験では、一般では25%減が良いとされていた。

実験結果は私の体験でも納得できる。30代に肺ガンの精密検査を受けた時、医師に血糖値が高いと言われた。結果を知らされる前のアドレナリン過多状態で一過性に高くなったものだが、糖尿の素質があると思ってそれからは減食と運動に気をつけた。

しかし、去年、母との死別後に節制が緩くなり、更に胆石と鼠径ヘルニアの手術を続けて受け、そのストレスをきっかけに血糖値が上昇した。それからは徹底して食事制限をしたので、今は血糖値は正常値近くに落ち着いている。

最近、6月10日金曜から土曜午後まで31時間連続で絵を描いて締め切りに間に合わせたが、疲労はまったく残っていない。番組を見ながら、66歳の今も体力を保てるのは、食事制限でサーチュイン遺伝子が活性化しているからかもしれない、と思った。但し、成長期の子供、妊婦、元々食が細くて栄養不足の老人や女性には減食は適応できない。

減食ではなく薬物でサーチュイン遺伝子を活性化させる方法も紹介していた。薬品名はレスベラトロールで、1939年に北大の高岡道夫氏が有毒なバイケイソウから発見した。動物実験では、長寿、抗炎症、抗癌、血糖降下、放射線障害抑止などの効果が確認されている。殊に、放射性物質に汚染された日本では放射線障害抑止作用は注目されそうだ。減食ができない成長期の子供には二重の朗報だ。

米国では、イタドリから抽出されたレスベラトロールを含有するサプリメントが大ヒットしている。価格は1月分2?3000円ほどだが、日本ではイタドリ由来のレスベラトロールは未承認薬となっている。ちなみに、欧米のイタドリは日本産が観賞用に輸入され、クズと同じように爆発的に野生化して有害植物とされている。身近な食品ではブドウや葡萄酒に少量含まれている。含有サプリメントが輸入販売されているが、レスベラトロールは不安定でサプリメントによって効力に大きな差があるので注意が必要だ。

レスベラトロールを毎日服用すれば、食事制限なしでサーチュイン遺伝子を活性化できる。レスベラトロールと同様の薬品が次々と開発されれば平均寿命100歳の実現は近い。元気な老人が増えれば医療福祉費が削減され、少子高齢化社会の朗報になる。

現在、レスベラトロールに構造が似ていて強力な働きのある薬品が合成され臨床実験に入っている。同様の薬品は世界中の製薬メーカーが開発競争中で、近いうちに国内でも信頼性の高い薬が発売されそうだ。

http://m4s.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/11612-a5ae.html


・・・

サーチュイン遺伝子

長生きの秘訣が放映されていた。  

テレビ朝日素敵な宇宙船地球号」12月21日 23:20~23:50放送
で「100歳のヒミツ」 ~長寿遺伝子でアンチエイジング~ を放映し
ていた。

長生きの秘訣は何かという研究がされていたが、この解がある程度
判明し始めているようだ。活性酵素を抑えたり、抗体が活性化した
りして、個体の寿命を延ばす働きをする遺伝子が見つかっている。

発見したのはマサチューセッツ工科大学生物学部のレオナルド・
ギャランテ教授である。このサーチュインでショウジョウバエの寿
命は30%向上、線虫の寿命は50%も増加したそうである。

この「サーチュイン長寿遺伝子」は老化を遅らせ寿命をのばすもの
であり、ヒトであれば10番目の染色体に存在するが、サーチュイン
遺伝子は普段活性化していません。活性化する引き金を引くのは
「少ない食料」であること。食事のカロリーを制限したときに協力
に活性化するそうだ。これは、生物として食料が少なくなると子孫
を作ることよりも体を維持しようと働く本能から生じる。

聖路加国際病院で理事長を務める日野原さんのお昼ご飯も、牛乳と
クッキー2つだけという少なさ。食事は低カロリーが一番であると
日野原さんもいいます。年を取れば腹八分目でいいとし、さらに
日野原さんはそれよりも1割少ない7割におさめているとのこと。

一日の消費カロリーは1300キロカロリー程度でとにかく栄養バラン
スを考えること、そして1日で使い切れるだけのカロリーしか消費
しないこと、さらにカロリーを取りすぎたときには3日で調整するこ
とを実践しているようだ。

日頃からエコモードで暮らしていくことによって、元気で楽しく長
生きすることができるのです。飽食の時代にあって、ダイエット目
的ではなく長生きのためにこれからはカロリー制限をしてみてはい
かがでしょうか。

http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/L0/201223.htm


***


NHK総合テレビ毎週水曜日・午後8時から放送中
http://www.nhk.or.jp/gatten/

まさかわたしが?急増する新型・栄養失調の恐怖
2010年4月28日放送


今回の番組について

飽食の時代を迎えた日本。
しかし今、戦中戦後のように栄養失調になってしまう人が増えているといいます。
「低栄養」です。
不景気が原因ではなく、栄養に気を使っている人も、3食きちんと食べている人も、
誰でも「低栄養」になってしまう危険があるのです。

平成の栄養失調とも言える「低栄養」は、
体型や食欲では判断できません。
なのに「貧血」「脳出血」「肺炎」「骨折」など体のあちこちで怖い病気を引き起こしてしまう、深刻な状態なのです。

いったい「低栄養」とは何なのか?
そして「低栄養」を引き起こす意外な原因とは?

そのメカニズムとわかりやすく紹介するとともに、「低栄養」を予防・改善する目からウロコ、超かんたんな食事法を紹介します!


番組ディレクターのひとこと

ちょっとせつない「低栄養」の話
以前から「ちゃんと栄養がとれていない人がたくさんいる」
という話は専門家から聞いていました。
この時代にホントなの??と思っていましたが、今回取材してみて、とても意外な、でもなるほど、というような”ある原因”で簡単に低栄養になってしまう高齢者がたくさんいらっしゃいました。

会う人、会う人が
ことごとく”同じ原因”で低栄養になっていたのです。
思わず、「自分の親は大丈夫だろうか?」
そして、「将来自分は大丈夫だろうか?」と考えてしまいました。

食とは?そして家族とは?
「低栄養」の背景にあった現代ならではの意外なテーマ。
みなさんはどうお感じになりますか?


これが平成の栄養失調だ!

東京都に住むAさん(87)は数年前からよく転ぶようになりました。そして去年、階段から落ち、骨折。
病院で調べたところ、低栄養がその背景にあることがわかりました。
でもAさんは食欲おうせいで3食きちんと食べていました。本人も「栄養が足りない」と指摘されたことに納得がいきません。

また、Bさん(84)は低栄養と同時に、結核になってしまいました。Bさんは糖尿病を患っていたため、人一倍栄養には気を使っていました。そのため、自分が低栄養になったことに納得がいきません。
ちゃんと食べていたはずの人が、なぜ低栄養(栄養失調)になってしまったのでしょうか?


低栄養とはタンパク質不足!

実は低栄養かどうかは血液中の「アルブミン」という成分の量で判断されます。
(3.5g/dl以下で低栄養、3.8g/dl以下で低栄養予備群)

アルブミンとはタンパク質の一種で、血液を流れている血清タンパク質のおよそ6割を占めています。
つまり低栄養とは「タンパク質不足」のことなのです。
タンパク質は体のさまざまな組織をつくる材料になります。そのため不足すると、
赤血球の材料が少ない→「貧血」
血管を作る材料が少ない→「脳出血
免疫細胞を作る材料が少ない→「肺炎」「結核
筋肉を作る材料が少ない→「転倒」→「骨折」
などなど・・・・
低栄養はこのようにさまざまな病気につながってしまうのです。


タンパク質の充実が長寿を作った!?

日本人の食事を振り返ってみると、戦後まもない頃までは伝統的な日本食、ごはん、みそ汁、漬け物、煮物、魚が中心でした。
しかし、これでは十分なタンパク質が摂取できていませんでした。当時は結核や肺炎、脳出血で亡くなる人が多かったのです。

そのため、栄養改善活動が始まります。肉や卵を油で調理するような「フライパン運動」や「キッチンカー」を使った洋食の紹介などが進められました。日本人の食卓に洋食が徐々に増えていきます。

こうした栄養改善の成果もあって、結核や肺炎・脳出血の死者は激減、日本は世界一の長寿国になっていきました。伝統的な日本食に肉や卵など少々の洋食が加わって、必要なタンパク質がとれるようになったのです。


高齢者が低栄養になる意外な理由

低栄養になってしまったAさんの食事を見てみると魚は食べているものの、肉は1週間に一度も食べていませんでした。でもAさんは決して肉が嫌いなわけではありません。

ではなぜ食が偏ってしまったのか?

実はAさんも以前は肉や卵を食べていました。それは息子や夫のために栄養や好み考えて、毎日料理をした結果でした。

ところがひとり暮らしになってからは、自分の好きな物しか食べなくなりました。
さらに、健康のため魚や野菜などを勧める健康情報もあふれるようになっていきます。
その結果、好きでも嫌いでもなかった肉や卵は食卓に並ばなくなってしまい、気がつかないうちにタンパク質不足になってしまったのです。
※肉や卵も偏食だとタンパク質不足になりやすくなります。

ある調査によると、低栄養だった124人中、112人がひとり暮らしか、高齢者世帯でした。高齢者の孤食が「低栄養」の危険を高くするのです。


高齢者を元気にした食事法!

秋田県の旧南外村(大仙市)では14年前から、ある食事法を取り入れて高齢者の栄養改善を行ってきました。その結果、低栄養の人が1/3に、そして動脈硬化のなりやすさが減少、さらに以前は低かった村の平均寿命が急上昇、全国平均に追いつきました。

その食事法とは、毎日食べるべき10品目を表にした一枚のシートに凝縮されています。これを使うと自然と必要なタンパク質をとれるようになり、低栄養が改善、病気になりにくくなって平均寿命も延びたのです。

※このシートを使うと、嫌いな物も食べようとするため、自然と食べ過ぎも抑制できると言われています。

<10品目シートの使い方>
1.その食品群を食べたら○を書き込み、○の数で1日10点満点、毎日の食生活を点数化していきます。
2.量は少しでもOK!
(例:のりを一枚でも食べたら、海藻は○)
3.牛乳は乳製品(ヨーグルト・チーズなど)も含みます。
4.表は10日で100点満点、なるべく満点を目指しましょう!

[ 10品目シートダウンロード(PDF) ]
(NPO法人国際生命科学研究機構作成)